血の海のようだったコンロ周り

【血の海のようだったコンロ周り】

ジャム用苺が箱で売られていた。
「これでジャムつくったら旨かろう」
と買って帰った。

一つ一つヘタをむしり、喜界糖をボウルに量り苺と一緒に土鍋に放り込んでしばし待った。

水分が上がったところで火にかけてコトコト煮ていたが、なにやら焦げ臭い。

ちょいと目を離した隙に吹きこぼれてしまい、
コンロ周りが血の海、もとい苺シロップの海に。

蓋をしたのがあかんかった。
いや、火をかけたままそばを離れたのがあかんかった。

布巾を何度も真っ赤に染め上げながらコンロを拭いた。(自分にバカバカバカと毒づく)

300ccは逝ったな。

そしてどうにか生き残った苺ジャムさま。

大切にいただきます。

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