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#5 10/11〜13 は佐原の大祭秋祭りをみよう
僕が現在住んでいる千葉県香取市佐原では、毎年「佐原の大祭」が行われる。佐原の大祭は夏祭りと秋祭りの2回あり、10月11日から13日にかけては秋祭りが行われる。このお祭りがとにかく熱い。
熱いポイント
祭りの起源や詳細はHPに譲るとして、今回は僕の感じる佐原の大祭の熱いポイントを紹介する。
山車が大きい
見上げるほど大きな山車。迫力満点だ。山車の上には大きな人形(人ではないものもある)が乗っている。町ごとに作られており、それぞれモチーフが違う。見比べるのも面白い。歴史上の人物だったり、昔話の主人公だったり。あまり統一感がないところもまたいい。
至る所で山車がみえる
夏祭りは10台、秋祭りは14台が佐原の町中を練り歩く。運行ルートが予め決まっているが、山車の渋滞が起きる。交差点付近で5台一度に見られることもザラにある。この景色がまた迫力がある。
若い人が多い
どこにこんなに若者がいたのかと思うくらい、お祭りの日には大勢の若者が街に出ている。それゆえに祭りがとても活気がある。エネルギッシュだ。
老若男女全員参加
しばらくみていると、それぞれ役割が決まっているのが伺える。重たい山車を押すのは若手の男性、山車の前方で山車に繋がれた綱を引っ張るのは子供と女性、山車に乗って笛や太鼓演奏するのは中堅からベテランの男性。バックヤードでは、お弁当を準備したり、飲み物を配ったりと、全員参加だ。
全力投球
少し山車を動かしては曲に合わせて踊り、また少し進んでは踊り、の繰り返しだ。午前中から夜まで全力投球。途中休憩の時間があるが、ヘトヘトでひっくり返って寝ている人もたくさんいる。そんな姿を見るからこそ、祭りへの想いが伝わる。
静かな日常とのギャップ
佐原の駅前は、普段はとても静かだ。車が途切れれば、鳥のさえずりが聞こえるぐらいだ。それが、お祭りになった途端、街のいたるところからお囃子が聞こえてくる。どの辺りに山車がいるか、姿が見えなくてもわかるくらいだ。
普段住んでいるものからすると、日常の静寂とのギャップが最高に熱い。
山車運行の細部技術
街中には電線があったり、狭い橋の手前で90度に曲がったり、巨大な山車を運行するに難所がある。
例えば電線をくぐるには、刺股のようなもので電線を押し上げたり、それでも山車に当たりそうな場合は、山車の上の人形が縮んだりと、細部技術が垣間見える。橋の手前で90度に曲がるのも、中々な力技だが、毎回綺麗に決めてみせる。
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人口が減少し、伝統文化を継承していくことはこの先どんどん困難になっていく。しかし、佐原の大祭を見ていると、まだまだ「この町は頑張れる」と底力を感じる。
10月の連休、予定が決まっていない人は、是非佐原の大祭を見に来てはどうだろうか。