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このコピーはNTTのサービスのひとつで、仕事や学業で故郷を離れた子供から親向けにかける、
「ふるさとカエルコール」がもとになっています。

いいコピーの基準はいろいろあると思うんですけど、
言葉である以上、ひとつには“使われる”コピーというのがいいコピーなんじゃないでしょうか。

・駅に着いたらカエルコールする
・必ずカエルコールしてね
・今日はカエルコールなかった

今は使われないかもしれないけど、CMが出回ってた当時はきっとこんな会話がなされていたはずだ(と思います)

声というのは、テキスト以上にエモーショナルな情報であり、
実際の中身は二の次になるというか、たとえ「今日は遅くなる」であっても、実は電話を受けた相手はホッとします。

「カエルコール」というひとつのコピーにとって、相手に連絡を入れるという気配りが広く浸透したり
電話のかけ手受け手の間に共通の言葉が生まれるという点で、やっぱりこれも優れたコピーのひとつなんですね。

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Sachiyo Suzuki@『イラスト&図解でわかるDX/彩流社』:イラスト担当
図解でコミュニケーションを変えることをミッションにここ3年くらい活動