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小さな一歩、ドキドキな裏側

先日の土曜日、パークスパークマーケットという東京 隅田公園での野外イベントに、応援している学生チームがデビューしました。

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このチームは、3ヶ月前に配財プロジェクトの皆さんとの企画会議から生まれました。サトウ化成さんのウレタン廃材を使って、スミファでワークショップを実施するプロジェクトチームです。

チームビルディング

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配財プロジェクトの推薦は芸大の彫刻学科のセキノくん、武蔵美のクリエイティブイノベーション学科のカナヤくん、ファッションやアートについて学んでいるイワイさん。私からは武蔵美のクリエイティブイノベーション学科のマルヤマくん、Rinnebarインターンのあかりちゃん、ちひろちゃんを推薦。学生が6人が集まりました。

偶然にも武蔵美のクリエイティブイノベーション学科の3年生がふたり。
アドバイザーとして関わった武蔵美の授業で、マルヤマ君がウレタン廃材を活かした企画を出していたので「実践したら面白いよ」と誘うと、キックオフ会議には同学科で彼の友人のカナヤ君もいました。

アイデアをカタチに

アートとデザインに特化した4人と、廃材を使ったサービスデザインを勉強しているうちのインターンふたり。

おもしろいチームだなぁ… と思いつつ、これを機会にプロジェクト進行できるように、「美大生と一緒にチーム組むなんて楽しみだ」と、のほほんとしていた…(笑)インターンにはプロジェクト全体の解像度をひろげてちゃんと着地させる支援(以下のプロセスを考えていくようにアドバイス)していきました。

1. ペルソナを考える
2.カスタマージャーニーマップをつくる
3.タスクを洗い出す
4.進歩管理表をつくる
5.イベント公開情報をつくる
6.イベント進行表をつくる

ペルソナとカスタマージャーニーマップ

スミファイベントでは「墨田区の町工場で何が行われているか」「町工場で生まれる廃材を通して、住民の方と交流できる(認知が広がる機会)ようにしたい」ということでした。そこでワークショップとしては親子をターゲットとして想定しているということがわかりました。

親子で楽しむとはどういうことか?

実際に、サービスを体験する人たちのイメージ(お母さんと子ども)を、深く考えてもらいたいと思い、ペルソナ(仮想のユーザー像)とジャーニーマップ(ユーザー体験を視覚化する)を作ってもらいました。

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タスクを洗い出して進行表をつくる

プロジェクトをスタートする時、よく「タスクの洗い出しをしよう!」とメンバーの仕事の役割分担や、抜け漏れを防ぐためにやることの情報を書き出す作業があります。
そんな作業分解、WBS(ワーク・ブレイクダウン・ストラクチャー)図の作り方、進行管理で使うガントチャートテンプレートを渡して、イベント当日までにすべき事を考えてもらいました。

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イベント公開情報と進行

スミファのオンラインワークショップの公開情報づくり。
情報を公開するときのメッセージ・文章はどのようにつくるか(作文や論文ではないよ、と)、受け手はどう感じるか、必ず伝えるべき部分を考えてもらいました。

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デモンストレーション

本番はオンライン実施なので、オフラインで親子で楽しむ風景を見てもらいたいと思い野外イベント(パークスパークマーケット)、実行委員 副代表のナベさんに機会をいただきました。

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周囲から注目されるほどの大人気!
ウレタンを竹串等で刺してタワーをつくるという行為は簡単だけど「突き刺す行為」はとても刺激的だったようです。
メンバーは子どもの発想力、笑顔にふれて、とても楽しそうでした。
また、褒められている子どもを見守る親御さんの気持ちも身近にいてわかったようです。

やってみてわかること

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こだわればその裏には膨大な作業が待っています。
廃材だから、画一的なモノはなく、一つ一つをカタチにするには手間暇がかかります。

ワークショップキットを入れる袋を、コツコツ廃材のボール紙から作っています。この紙袋、廃材って誰も気が付かないのでは(笑)

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※ご購入はこちら(または、東京ミズマチにあるすみずみ。新御徒町のRinnebar店頭にて)

ここ3ヶ月、コダワリが作業をストップさせて、何度も話し合いに時間を費やしています。コダワリはとても良いんだけど、カタチにせずに何時間も話し合うと、当然作業にしわ寄せが来るだろうなと見守っていました。

スケジュールに追われ、感情的になってしまったマルヤマ君はうちの優しいちーちゃんを泣かせてしまいました。今は反省して、仲良くしています。
こういうのはチーム活動でよく起こること。早めに経験し、途中で投げ出さず進めていけるのはステキなことです。

あと1週間ほど、
彼らが想いを込めて作ったものを「おもしろいね!」と笑って受け取ってくれる人がひとりでも増えますように。
打ち上げのたこ焼きパーティで美味しいビールが飲めますように。

2021年11月21日(日)「ウレタンワークショップ」要予約・オンライン
11:00~12:00(第1部)
14:00~15:00(第2部) 

▼主催メンバー
Müllhen (ミュルヘン)
美術大学、Rinne bar、スミファの配財プロジェクトに携わる学生6人で構成された学生チームです。
ドイツ語のMüll(ゴミ)×Märchen(空想世界、おとぎ話…)を掛け合わせた言葉で、ゴミを使って、わくわくするような新しい物語、世界を創造していこうという意味を込めて名付けました。
ウレタンを初め、町工場の配財を使ったわくわくするような企画を通して、アップサイクルの楽しさを発信しながら配財に新たな可能性や価値を見出し、みなさんと一緒に人に、まちに、地球に優しい新たな世界を創造していきます。

▼協力
一般社団法人配財プロジェクト
地域産業の「廃材」を「配財」にかえる!
東京スカイツリーが建設された東京・墨田には、現在2800ものモノづくり企業(皮革、木工、ウレタン、メッキ、紙、ガラス、繊維、ゴム、プラスチック、金属…)があり、さまざまな素材が扱われ、さまざまな加工によって、さまざまなモノたちが日々つくられています。
これらモノづくり企業に共通の課題が、どの業種でも必ず製造過程で発生してしまう「廃材」の廃棄です。産業廃棄物として廃棄するだけの「廃材」を、もっとECOで楽しくポジティブに活かしてゆくことはできないか!?!?こうした思いから墨田のモノづくり企業の若手後継者を中心に、私たち“配財プロジェクト”は結成されました。
サトウ化成
ウレタン/スポンジなどを加工しているサトウ化成。モノを守る緩衝材やパッキンを主に製作しているがアイデア次第でいろんな形・グッズに変えてしまう。そんな楽しい町工場です。
Rinnebar
不要だと思っていたものが、価値あるものに生まれ変わる「アップサイクル作品」づくりを誰もが楽しめる小さな「モノづくりBAR」です。地球にも優しく、ちょっと人にプレゼントしたくなる、自慢したくなる手作り作品を、お酒(もちろんノンアルコールのドリンクも)を楽しみながら作れます。

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