広瀬さちよ

水無方藍窯 で磁器 の絵付けを担当。 染付・釉裏紅 などの釉裏彩・金彩・銀彩 で、流水模様・小紋・葉脈文、片身替り、花鳥文、野菜など、さまざまななものを描いた食器・陶画・アクセサリー・オブジェを作ってきました。今は布絵 で同様のものの他、フクロウやネコなどの動物を描いています。

広瀬さちよ

水無方藍窯 で磁器 の絵付けを担当。 染付・釉裏紅 などの釉裏彩・金彩・銀彩 で、流水模様・小紋・葉脈文、片身替り、花鳥文、野菜など、さまざまななものを描いた食器・陶画・アクセサリー・オブジェを作ってきました。今は布絵 で同様のものの他、フクロウやネコなどの動物を描いています。

マガジン

  • 釉裏の華

    水無方藍窯 で磁器 の絵付けを担当。 染付・釉裏紅 などの釉裏彩・金彩・銀彩 で、流水模様・小紋・葉脈文・片身替り・花鳥文・野菜などの技法で、食器・陶画・アクセサリー・オブジェを作ってきました。季節に合わせて製作してきたものを上げていきます。

  • さちよの絵本

    布絵 の手法で描いた絵本を作っています。

  • さちよの絵つづり

    布絵 などの手法で、流水模様・小紋・葉脈文・などの模様や、花・野菜・鳥・フクロウ・ネコなどの動物も描いています。

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広瀬さちよの世界

水無方藍窯 で磁器 の絵付けを担当。 染付・釉裏紅 などの釉裏彩・金彩・銀彩 で、流水模様・小紋・葉脈文、片身替り、花鳥文、野菜など、さまざまななものを描いた食器・陶画・アクセサリー・オブジェを作ってきました。今は布絵 で同様のものの他、フクロウやネコなどの動物も描いています。 https://www.instagram.com/sachiyo_hirose/

    • 倣 宮脇綾子

       アップリケ作家宮脇綾子氏の作風に傾倒し、磁器絵付けにその手法を取り入れたいと考えていました。上は1988年5月にお訪ねした際ポピーの咲くご自宅の庭での写真です。左から広瀬典丈・宮脇綾子氏・広瀬さちよ。持っていった私の作に好意的なご批評と模倣の許可を頂きました。「いつか作陶展案内DMに推薦文を」などと厚かましいお願いを考えていましたが、その後のご病気でかないませんでした。  左 1988年 弟6回岐阜近鉄二人展の案内DMのタイトルです。織部の手法でタタラの打ち込みで作る皿が

      • 倣明代染付

         1977~80年代、私が20代後半から30代の頃は、中国陶磁、中でも明の成化時代の染付や豆彩を釉裏彩に置き換えることに夢中でした。中国陶磁では骨描き(細い線で輪郭を描き、その中に色をさす絵付け技法)が主流です。  釉裏彩というのは高温で焼く色絵の磁器で、その優しく澄んだ色合いと豆彩の持っている気品がとても調和しているように思いました。  その後私は、器面に部分的に釉薬をかける・染付の絵の具で吹き墨する・面の一部を覆うような処理の仕方などの技法に移っていきましたけれども、台湾

        • 時よ止まれ

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        広瀬さちよの世界

        マガジン

        • 釉裏の華
          4本
        • さちよの絵本
          2本
        • さちよの絵つづり
          2本

        記事

          椿図布絵

           早春に花をつける椿は花葉の対比が美しく、とても魅力的な画題です。冒頭の白椿は八重の大輪、上左は侘助と呼ばれるつぼみ咲き、右は斑入り椿です。  基材に使っている金色紙はもちろん本金ではなく、薄いアルミ箔に黄色いセロファンを蒸気付着させたものでしょうが、色合いは本物と全く変わりません。右は絵の具で升を描き金箔の雰囲気を出しています。  上左は水中に落下した椿をざるですくい上げたイメージ。右は乙女椿。背景が水陸2色で「片身替わり」を作っています。  この基材は色紙に市販のアルミ

          玉葱図 倣セザンヌ

          鍋島の「やつし」とセザンヌの「芽出し玉葱図」  野菜のような野卑ともいえる画題は「やつし」の文化背景を持つ日本ではことさら好まれ、俳画や鍋島意匠にも多く見られます。その影響だけでなく、上の角皿はセザンヌの静物画「芽出し玉葱図」を見ています。 金彩・釉裏紅・釉裏五彩金彩  金彩は、一度高い温度で焼き上げた磁器の上に、750度くらいで溶けるうわぐすりを混ぜて金粉を焼き付けます。箔を付着させる方法もあります。  金彩は、電子レンジで磁器の素地との間にめくれを起こしますますので

          玉葱図 倣セザンヌ

          四神(ししん)の話

          四方(しほう)を守(まも)る神々(かみがみ)  むかし中国(ちゅうごく)で信(しん)じられた、四つの方角(ほうがく)を守る神々、四神のお話です。  東(ひがし)・西(にし)・南(みなみ)・北(きた)ってわかりますか?お日さまが上ってくる方向(ほうこう)が東、沈(しず)む方向が西です。  東を向いて、右手が来る方向が南。お昼時(ひるどき)、南の空を見上げると、お日さまがいちばん空の高いところにあります。夕暮(ゆうぐ)れ、西を向いて右手を横上にかざすと、北斗七星(ほくとしちせい

          四神(ししん)の話

          倣琳派(紅白梅図・群鶴図)

          紅白梅図は尾形光琳の二双屏風で有名です。その後の淋派や能装束の意匠で何度も取り上げられています。私も、磁器の絵付けでたくさん作って来ました。布絵でも琳派がよく描く群鶴図とともに好きな構図の一つです。

          倣琳派(紅白梅図・群鶴図)

          広瀬さちよインフォメーション

          紅白梅図 私たち夫婦は、典丈がロクロや打ち込みなどの形、さちよが絵つけという役割分担で、下絵を中心に、金・銀の上絵なども加えた磁器作品を作って来ました。 磁器はきめ細かな白い肌合いを持っていて絵つけ彩色に向き、硬く清潔な材質は食器としてもふさわしいものです。 水無方藍窯インフォメーション京都で修行後、1977年名古屋で独立、18年を経て今度は名古屋近郊、豊明市に窯を移しました。独立以来、東京、大阪、名古屋を始め、各地で二人展を毎年開催。1999年には100回目の二人展を数

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