いやげ物屋もいいね
今日は久しぶりにタチヤに行った。
この地方以外の方にはタチヤ???と頭に???マークが押し寄せるかもしれないが、タチヤはまごうこと無き安売りスーパーである。
遠いので偶にしか行かないが、我が家はここに頼っている、何せ量の割に安い。
行くとある程度お金を使うが(それが問題だったりする)買って分けて冷凍すれば、ある程度持つ、量が多いのだけが問題だが、だから安いのだよね。
小分けにして売って居るスーパーの数倍の量が入って居て、値段はそれほど変わらない。
これは買いに行くしかないでしょ。
あいにく雨が振っていて、買い物には向かないが、それでも冷蔵庫の空っぽ度を見ると、行かざるを得ない。
「仕事から帰って来てから行っても良いよ。」次女が言ってくれたが、それも結構大変だし、行ってきますと家を出る。
バス停は5分位の所に有る、必ずバスは遅れてくるのに、早い目に行ってしまうのは如何なんだろう。
何時もなら歩いて行く道を、今日はバスを待って乗る、バス代考えると、それほど安く無いのかな~、とも思うが、疑問は隅に追いやって置く。
タチヤに行くといつも程の込み具合では無い、やはり雨で来ない選択をするのだな。
今日の買い物は肉だ、野菜は月初めにたーんと買って来て貰ったので、冷凍庫に保存してある。
肉もここは安いんだよな~、以前松阪肉丸賢と言う肉屋でバイトをしていたので、出来たらそこで買いたいが、鶏肉さえとんでもない値段の違いだ。
家計の為には安いが正義、雨でも遠くてもタチヤに行くのだ、ごめんね丸賢さん。
この店は割と外国人のお客さんが多い、他の店に行っていないから、他の店でも多いのかは知らないが、兎に角多い。
四日市は港があって、昔から外国人は沢山住んでいる、娘の同級生にはブラジル系の子供もある程度居て、先生はポルトガル語が解らなくて大変そうだったな。
昔、娘たちの英会話の先生をしてくれたアメリカ人に、最近会ったら「四日市も外人増えたね~。」と言っていたのに苦笑するしか無かった。
タチヤは安いので外国人の方には噂に成っているのか、知らない言語が耳に入って来る。
何処の言葉~、英語も解らんけど、英語だったら英語だと解る、そうじゃ無いんだよね。
ブラジル系の方かな?ベトナム系の方かな?なんて考えていると、私が取ろうとしたイワシに触っている。
ハッとして手を離したら、どうぞとばかりに手を離した、そしてその隣のイワシを持って、後ろに居る日本人(だろうと思う?日本語だったから)にアレルギー有るけどイワシは大丈夫かって聞いていた。
「青魚はアレルギー有ったら駄目かもよ。」と言われている。
難しい顔をして、ちょっと高い鯖を持っているけど、青魚あかんだら、それもいかんでしょ、と言いそうになった。
言わんけどね。
今我が家では奈良に移住したいねーと話していて、宝くじが当たったら如何する~とか語り合っている。
まだ当たる気配は無いが、きっと本当に移住すると成ったら当たる筈だ、当たらんでも何とかなる。(この辺がポジティブ過ぎると言われるゆえんである)
宝くじに当たったら、奈良市に家を建てて住むつもりが有るが、単に住む場所は勿体ない。
お店をしたら面白いんじゃ無いか?
何と無ーくそう考えていて、その店も娘がスタバ店員なのだから、カフェ的なものがあっても良いが、他にも欲しい。
いやげ物屋がええなー、いやげ物って知っています?有名だから知っているかも知れないが、あの、みうらじゅんさんの造語で、こんな物貰っても困る土産物(?)なのだ。
何を隠そう、みうらじゅん氏の感性が好きで、このいやげ物と言うのも好きだ、貰っても困るけど。
今日私が買い物に行ったのは必要に駆られてだ、日常生活に必要だから雨でも買いに行く。
それがいやげ物って不必要どころか、捨てたくなる感じの物が多い、それでも売って居るし、それを買う人が居るんだよね。
ある意味有難いよね、作っている人もね。
この時代何でも無駄を排除して、不必要な物は置かない傾向にある、いやげ物はその真逆なんだよね。
こんなん売れんし、お店としては如何なのと思う位のものを置いてあるお店って良くない?そう考えて娘に言った。
「いやげ物屋やりたいな、宝くじ当たったら。」何考えとんの?と言われるかと思ったら、やはり娘は私と同じ考え方をする。(この親子どうなんって言われそう)
「ええねー、あの三角のペナントとか、何か解らん玉とか竜が付いとるボールペンとかね。」よう知っとるな、流石我が娘や。
「何処で仕入れとんのかな?」思わず仕入れを考えてしまった。
「何処やろ?でも売ってる所が在るんやから、作っとるところも在るし、調べたら出て来るのとちゃう。」何でも調べたら出て来るんやよね。
ウーン、コーヒーを飲む処といやげ物屋の合体かー、良いんじゃ無いの、それ。
問題は商売になる程、いやげ物が売れるかどうかだ。(それが一番問題だったりする)
楽しい夢を見て、話は尽きない。