古ーい記憶
今日は頼んでいた本棚が家に配送された。
配送料も含めて7000円くらいなので、ちょっとチープなのは否めない、本の置き場と考えれば、仕方がないと思っている。
ネットで注文すると、早く着いて欲しくて、配送の連絡が着たら、その日の朝は家に居て、朝受け取れるようにしている。
8時から12時の間に来るとなると、早く来ないかなーとわくわくして、子供と一緒状態になっている。
10時ころ配送されて組み立てに入る、「お母さん、僕やっとくよ。」三女が言ってくれて、私は周りをうろうろする感じでいた。
「ごめん、割れたとこあるけど、こんなもんやろ。」ちゃんと作ってくれて、ちょっと問題個所が有ってもノープロブレムって感じ。
出来上がったら、本を入れにゃならん、本が入りきらんので買ったのだから、そこが大切なんだよね。
見て見ると古ーい本が多い、子供が小さいときには本を買う余裕がなかったのだから、これはあれだ、結婚する前に持ってきた本だ。
「お母さん古いね。」そうですよ、私が学生時代に買った本だもん。
「これって昭和52年って書いてあるよ、僕生まれ取らへん。」だって私が昭和36年生まれだから、解るじゃん。
結構きれいなのも有って、これって読んでたんかなー?となってパラっとめくってみると、そこには昔のチラシが入っている。
95年の新潮文庫の100冊のチラシって、どんだけ持っとったん、三女が大笑いしている。
だって捨てられないんだもん、服やアクセサリーは売ったり捨てたりはできても、本はなかなか捨てられませーん。
分かるかなー、わかんねーんだろうな。
私の本好きを知っているので、我が家では娘は決して売っちゃえばとは言ってこない、子育てに成功したと思う瞬間である。
「なんかさー、プレゼントが凄い古ーい、パソコンってこんなに大きかったっけ?」三女が喜んで写真を撮っている。
私も真似して、写真撮ってみた、うーん古ーいこの男優さんもきっと年取っているんだろうな、知らんけど。
「これってさー、お母さんの歴史を知っとるんやよね、凄い事やよね。」そうなんだ、本は売ったのも多いけど、残した本は結構古い、確かに私の歴史を見てきたやーつだ。
そらーチラシに乗っているパソコンも古いわ。
「昔のパソコン大きいよね、こんなに大きかったんや。」三女が感慨深げに言ってくる。
「これに近いのあんた触っとったやん、98やったら家に有ったよ。」
「そんな古いの覚えてないよ。」確かになー保育園やったもんな。
ちょっと古ーい記憶を取り出した。
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