魔法のフライパンって知ってる?
我が家のフライパンが駄目になってきている、テフロンのコーティングが剥がれてきている気がする。
気がするだけでまだ良いのかも知れないが、剥がれてきたテフロンは身体に悪いと聞く。
便利だけどテフロンはいかんのか?
ネットで調べると危険性がタップリ載っていて、じゃあ何にすれば良いんだ、と云うか便利で安全ってのは無いの???
鍋やお玉は長期間使う私だが、フライパンだけは2年くらいで買い替えている。
鉄のフライパンを使った時も有るし、テフロンも沢山使った、鉄にコーティングした物も使った時がある。
テフロン以外は半永久的に使えると謳っている、だけど焦げ付いたりして使いづらくなる。
フライパンが駄目に為ってきたな~、と考えると、直ぐにネットで調べる、大体1~2年の間に新しい機種が出てきて、使いやすそうなものが溢れている。
わからん、どれにすれば良いんや、商品があり過ぎるやろ、宣伝文句が多すぎるやろ。
三女はこんな時には、比較サイトで良いと言われたものを勧める。
だけど、私は知っとんのよ、その比較サイトは信頼できませんから!!!
勿論、信頼のおけるものも有る、だけど昔ライターの仕事をしようと思ってSEO対策の記事を書く仕事を手に入れた時に、比較サイトを書いた。
『あなたはその商品を知っているのか??』と言われると、戸惑う位知らなかったが、それでも1文字0.5円などと明示されると、書いちゃうんだよ人間はね。
私みたいないい加減な人ばかりじゃ無いとは思うが、少なくともそこに乗っている商品すべては試したりできない。
ネットの評価や、噂的な物を繋ぎ合わせて比較サイトを書くのが殆どじゃ無いかと思う。
仕事だし仕方ないのだけど、ネットの噂ってそういう所が在って、どれを見ても信頼が乏しい。
三女が信じているみたいだから、聞いてみる事にする。
「それって信頼於けるの??大丈夫なん??」懐疑的な私は信じられないんだからね。
「いい加減なサイトも多いんやけど、ここのは大丈夫、何か研究所みたいに調べとるらしいよ。」そうなんや、知らんかった。
彼女はSEしているから、ネットリテラシーにも詳しい、安心して良いのかも知れない。
この時代になって情報過多と言うのは意外と不便なのだと感じる。
私は情報は有ればあるほどいいもんですからね~、とか考えて生きてきた物の、あり過ぎる情報の取捨選択は容易ではない。
事実ではない話、本当で無い話(嘘とは言い切れない物が在る)が世間には多すぎる。
それに選択肢も多い、何処まで商品が有るの?と言いたくなるくらいの商品の数に圧倒されるのだ。
弘法筆を選ばずと云うのだから、何でも良いじゃ無いか、自分の腕なんじゃないのかとも考えるが、そこでちょっと待ってと思う。
だって弘法だって筆を選べばもっと上手くなる、料理人が店で使うフライパンを考えずに使って居るとは思えない。
ただ、料理人が使っているのを使えばいいかと言われると、そこには疑念が残る。
昔、結婚していた頃、名古屋の同業者が話をしに来ていた、その方はお父さんと2人で仕事をしていて、後々如何するかと悩んでいるみたいで、我が夫でも話がしたかったんだろう。
夫の会社は電磁鋼板と云う鉄を打ち抜いて、加工して売っている会社で、鉄を扱っている所は興味が有ったのか、噂話の種にしていた。
魔法のフライパンという商品がある。
その頃にもフライパンで悩んでいた私は、2人で話している所で、欲しいけどどうなんだろうと聞いてみた。
「魔法のフライパンって有るんやけど、どう思う??」
「そんなのただの鉄で1万もするのは高すぎる、何で2年待ちなんや。」夫が先ず言った。
鉄でも加工も在庫も研究費も有るから、そりゃあ1万は安いでしょうよ、と考えたが、それは言わなかった。
「それって桑名の会社ですよね。」とその同業者は話し出した。
「そこね、昔は家の会社の近くに在ったんですよ、でもね市街地の整備とかで工場移転する事になって、どうせなら固定資産税が高くない所で、新しいものを作ろうと言って、そこに行ったんですよ。」そうなんや~。
「それでね、フライパンは如何やという事になって、シェフに聞いて使い勝手のいいフライパンを作ったんです、売れたでよかったけど、シェフの名前が有ったからやって。」そうかー。
「それでも、そこの会社の人言ってましたよ、シェフやからあの重さが気にならんけど、普通の女性があれ使って腕痛くならんかな~って、予約してくれて有難いけど心配やって。」
そうなんだよね、シェフだって体に負担が有るんやから、女性なら猶更使いづらい。
あかんのか~、その時にはそれを思って、選択肢から外したんだよね。
そのフライパンはどうなったのかな??
今回、フライパンの選択でサイトを見た、驚くべきことに何時の間にか軽くなっていた。
鉄の鋳物で軽くするのは、凄い技術だなー、なんて感心しきりだ、昔買った奥様方は損した位軽いのだよね。
こんな技術革新が新しい商品を作るんだなー、感激している。
きっとこれは買わんけどね、すまん。