メディアミックスとリスペクトトレーニング
音楽を聴くとテンションが上がるのは、大多数に当てはまる所なんじゃ無いかと思う。
音楽って癒しだったり、気分を高揚させたり、自分の気分を高める効果があって、聞くと良いと解っている。
解っているけど、家で文を書いて居る時に聞くと、集中できないかな、なんて思って、この所は聞いて居なかった。
前はSpotifyが良いよと次女が言っていたので、Spotifyにしていたのだが、アプリ代にお金が掛るから、YouTubeミュージックで聞いたりしている。
聞くと言ってもYouTube動画で見る方が多いので、ミュージックの方は聞いてなかった。
今日は気分を変える為に聞いてみようかな、娘の仕事の邪魔にならない様に、イヤホンで聞くことにした。
「ストレス発散!」と題されているのが有った。
ふーん、まあいいや聞いてみよう、AdoさんやYOASOBIさんや米津玄師さん、ヒグチアイさん、そうやね~知とったけど、色々あるな~。
でもちょっと待って、これって大体がアニメの音楽なんやないの????
私にはアニメがええって事なんか、ヒグチアイさんの悪魔の子って、エエー、進撃の巨人の音楽やったん。
知ら何だわ~、やっぱり今はアニメの曲が売れるんやね、これこそメディアミックスって奴か。
キッチンに行くと、仕事に疲れて座り込んでいる三女が居た、「大変やね、今のとこできた。」聞いてみると。
「大変やで、何か作ったのを夜している人が違うのにして、じゃあ僕がやる意味無いやん。」お冠である。
「そうやね、チームでするんやもんね。」私はチームで仕事してなかったから知らんけど、知ってる風に言ってみる。
「夜に副業でやってる人が、女やで自分がやったの手伝えって感じみたい、腹立つわ~、そっちの方が出来て無いのに。」怒りは収まらない。
こんな時には話を変えるしかない。
「いまさ、YouTubeミュージックで聞いとったら、ストレス発散はアニメ音楽みたいやで、ヒグチアイさんの悪魔の子って進撃の巨人の音楽やってんやな。」音楽に気を向ける作戦である。
「うん、進撃の巨人なんよ、ええ曲やね。」怒りを解いたぞ。
「○○さん(次女の事)はヒグチアイさんのファンで、聞いた方が良いって言ってたけど、悪魔の子は聞かんかったな。」と呟いてみる。
「ヒグチアイさんの曲でもちょっと違うからな、アニメ用やもん。」三女が答えた。
「アニメ用でもええもんはええやん、進撃の巨人や無くてもええで。」と言って見る。
「進撃の母やったりしてな、でも待って、進撃の巨人より母の方が怖いかも知れん、チョットあんた何大きなっとんねん、勉強しなさい、とか言うてな。」私は子供に勉強しなさいって言った覚え無いんやけどな、何でそうなる。
「私、勉強しろって言った覚え無いけどな。」と言って見る。
「うん、言われた憶えない、でも普通のお母さんはそんなんみたいやで。」そんなんみたいって知らんのにゆうんや。
それにしても、アニメが多くて、そうかもう日本では本と言えばアニメに為ってきているのか。
そんな気持ちになっている。
じゃあ、自分がどんなに文を書いても読まれる可能性の方が少ない位なのか。
NOTEで読んで貰って、スキを貰って居るなんて、とんでもない幸運なのかも知れない。
昔、メディアミックスと言われる物が始まった時期には、小説を映像化するのから始まって、それで原作も読まれて、みんながwinwinの関係って考え方だった。
それが今はちょっと違って、ある程度売れている漫画だから、それに乗っかったら視聴率が取れると考えて作っている節が見える。
自分たちが汗水垂らさないで、簡単に仕事を帰結しようと、上の人間は考えるんだろう。
作品を作った人間は、途轍もない時間と労力を使って、それを仕上げている、その労力は誰も考えない。
それどころか、映像化している側は、昔の「原作も読まれるんだから、有難いと思え。」の感覚が抜けて無いんだろうな。(想像ですが)
ネットフリックスでは撮影前にリスペクトトレーニングをするらしい、関わる全ての人(バスの運転手さんも)をリスペクトする事が素晴らしい作品に繋がると考えているらしい。
だから、ワンピースはネットフリックスで実写化したのかも知れないね、知らんけど。
私の子供の頃も有ったのだけど、何だか人に対するリスペクトって、近くの大人はあまり持っていなかったような気がする。
自分以外がどう考えるか、それに依ってどう動くかが分かっていたら、きっと原作を蔑ろには出来ない。
アメリカでは原作者の地位が上がってきた、それはスティーブンキングと云う大御所が力任せに、弁護士を入れなくては契約しないと言ったから、成りえた物で、日本ではまだそんな例はない。
これからは日本の評価されている作品は、きっと海外で映像化されるんだろうな、口約束で無く書面で契約する方が作品の為になると考えるからね。
でもさ、昔はさ、映像化した方が良かったよって作品も有ったんだけどね。
それは、原作者の考え方次第なのかな??