アンミカランちゃん参上
家の猫さんは2匹居る、ツナ君とランちゃんなのだが、ツナ君は長女が「どうしても飼いたい。」と言ってお迎えした子、じゃあランちゃんはと言うと、三女が東京でお迎えした子。
三女は昔から寂しがり屋なので、東京に行ったら大丈夫かなとか思って居た。
その所為か、結構な頻度で帰って来て、お金大丈夫なのかなとか感じていた。
家がツナ君をお迎えした時にも帰って来て、可愛い、癒されると言って、撫でくり回していた。
「かわいいよー。」と言うと、凄く真剣な顔でそうやなーと言っていて、そんなに真剣にならんでもと思って居たら、「猫おったら寂しないんや。」と言った。
その時、イヤーな予感がしたんだよね、だって彼女は猫飼ってはいけない家だった筈、飼ったらいかんのやんね。
でもその後なかなか帰って来なくなったから、話をするのを忘れていた、まあ猫飼ったりはしないで帰ってこようとしてると思ってたんだよね。
ある日、電話をしていると、何だか猫の声がする、外の猫が五月蝿いなー、壁薄いのかしらん(今考えると何で解らなかった、私鈍すぎ)と思って居たので聞いてみた。
「何かさー、猫の声がするみたい、ツナ君じゃ無いし、外五月蝿いのかな?」
「へヘ~、猫飼ってる。」ええー、飼ってるの知らんだし、初耳やし、ええんかそれ。
「いつから飼っとんの?」ともう一度聞いてみる、何かね結構買ってる感じがする。
「前にさー、猫飼っとると寂しくないって言ってたやん、だからペットショップに行って、この子って子を見つけたん。」それって大分前やんね、密かに飼っていたんやな。
それから少し経ってから、東京から帰って来て、今は我が家で一緒に暮らしている。
誰がって、三女とランちゃんです。
そのランちゃんがモデル猫なんですよね、モデル猫って何かと言うと、写真撮ろうとすると、ポーズをする。
こっちとしてはダラッとした所も撮りたいのに、顔をこっち向けて、ハイポーズヨなのです。
ツナ君はショウキャットのお祖父さんとお父さんが居るんだから、ポーズを取っても良いと思うんだけど、彼はポーズをせずにボヤッとしている。
「ランちゃんはさー、アンミカさんやねんな、絶対ポーズを決める。」と言ってみた。
「確かに。」と三女が言って続ける。
「あんな~、タビーは200種類いるんやで、知っとる?この色は私だけ。とか言っとるみたい。」
確かになー、猫の色って200では済まんのやろな、控えめに言っても300以上は有る。
我が家のアンミカランは、いつもポーズである。