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皮膚科に行ったら叱られた、もう60過ぎてるのに

この所よく外に出ている、娘に外に出な~と言われたからというのも有るが、それ以上に医者に行かねばならん。

別に大きな病気は無いが、ヘイリーヘイリー病だというのが判明してからは、定期的に皮膚科には行かねばならない。

薬が無くなって来たなと見ると、嫌々でも行かないと、肌荒れが酷くなってしまう。

肌荒れ肌荒れって簡単に言うけど、これが簡単では無いんだよね、汗をかく時には見るも無残になる。(自分では見えない所だが)

以前にヘイリーヘイリー病と診断して下さった先生は、私の肌を見て困ったような嫌な顔をしていた。

皮膚科でも見慣れないよね、日本で300名くらいの病気なんて。

こっちも予想だにしなかったよね、誰もが年を取ると肌荒れが酷くなるからみんなが鳴ってるんだと思って居たよね。

まあまあそんな訳でイザイザ奈良ではなく、イザイザ皮膚科なのです、奈良だったらいいのにな~。

昨日は雨が降りそうだったから、当然人が少ない、やったー早く帰れるぞ、言った途端嬉しくなった。

「内山さん、マスクをして待って居て下さいね。」受付で言われた、そうか~医者ではまだマスク居るのかーなんて思ったけど。前だったら持っていたマスクが無い。

もう良いと思って家に置いてきた、仕方が無い薬屋にでも買いに行くかと考えて、受付で声を掛けてみる。

「すいません、マスク忘れてきたので、買ってきます。」受付で声を掛ける。

「ここでも売ってますよ、今居50円です。」と返された、50円が安いのか高いのか解らないけど、背に腹は代えられない。

「それ買います。」と言った途端に座っていた人が「マスクあげるよ、これしな。」と言ってくれた、オオー、マスク富豪や、有難くいただいて、受付に断った。

居るんやねマスク富豪、何時も持ってる方が、こっちはもうええやろってマスクせんのに有難い。

マスクして待って居ると名前が呼ばれる、人不足なのか先生が声を掛けてくれる。

「よろしくお願いしまーす。」と言ってから、肌の状況の説明、今日はそれ以外に肘が酷いので聞いてみる。

「ここが荒れて酷いんです、皮が固くなってきて、捲れて荒れるんです。」と言う。

「あんた、よく肘着くやろ、それで硬くなるんよ、その硬くなったのを捲ったやろ、それやわ薬出しとくで何べんも塗って。」子供に言う様に諭された。

子供や無いんやからと突っ込みを入れたが、きっとあっちも子供や無いんやから、と思ってるんだろうな。

60過ぎても叱られるって、なんて考えちゃった、こんなことも有るかな。





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内山祥子
文を書くのを芸にしたいと思っています。 頑張って文筆家になります。 もし良かったらサポートお願いします。 サポートしていただいたら本を買うのに使います。 ありがとうございます。