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何かにマインドコントロールされるな

中学生くらいの時だったと思うが、叔母さん(母の姉妹で一番下の人)が子供を産むのに、実家に帰って来ていた。

お腹が大きい時には「寄生虫がおるみたいなもんやで、大変やわ~。」と言っていたのを記憶している。

イヤイヤ、子供は寄生虫じゃ無いし、寄生虫のシステムとは違うし、とか考えたりしていた。

子供が生まれると、おっぱいをあげたりして、それはそれで寄生的な感じがして、中学生には衝撃だよね。

自分が子供を妊娠して居る時には、寄生とか考えないんだから、そこは母になると違うのかも知れない。

子供ってある意味寄生しているのかも知れないけど、寄生って言葉は基本違う種に使われたりするんだと思う。

違う種と言うと、そのまま違う種類という話、人間と猫じゃ種としては違うから、そんな意味だよね。

ある意味一緒だともいえるけど、種をどこで区切るかによって、違ってくるのかも知れないな。

寄生生物と聞くと、何となく宿主から養分を取って生きるから、良くない感じを受けるのは何故だろう?

人間、他人から何かを貰って生きると、それだけで軽蔑の対象に成ったりする。

だからと言って問題の或る行動だったり、単にしてあげると言われたので有ってもだ。

人は生きる為には働いて、社会に還元する必要が有るという認識を持ちすぎているのかも知れない。

寄生獣という漫画が有って、ほんのちょっとだけ読んだ記憶がある、テレビや映画にそれほど触れて無いので知らなかったのだが、実はアニメ化も映像化もしていたらしい。

寄生と言うと実は余り良い感じは受けなくて、読んだ時もウーン宿主に話しかける寄生生物ってのは居ないんじゃ無いかな、とか感じた。

読んでいくと説得感が有るのかな?最後までは読まなかったけど(長すぎてキビシー)何となく違和感がぬぐえない漫画に感じたんだよネ。

寄生ってしている方は宿主に慮ったりはしないよね、お互いの為なんて関係無いからね。

その点では、だいぶ前に呪術廻戦という漫画のさわりだけ読んだ事が有ったんだけど、その中で誰かの体を乗っとるのが描かれていた。

この乗っ取り方はそうだよな~、そうなるよね~、なんて共感してしまった。(こっちも全部は読んでないけど、長いってのも有るしね)

そんな感じである意味、意志も乗っ取られるのが、寄生って物なのかも知れない。

これが人物なのか鬼なのかは知らないが、読んだ人間はきっと自分だったら嫌だなと考えるだろう。

だって、自分の意志で無い行動を誰かに指示されて、その通りに動くのだからね。

子供が親に行動を規制されても、反発が有るのだから(気持ちだったり、行動だったり)大人に成った人間なら猶更だよね。

人間は寄生されるって事態には危機感が強いのかもしてない、誰しも自由意思で居たいと考える物だからね。

実際には人が自由意思で行動するって本当に少なくて、自分で自主規制を掛けて、世間的にはとかという観点で動いたりするんだけどね。

解かる安い例で表現されている寄生されるってのが、ゾンビ化という感覚に見える部分も有る。

だけど寄生ってそればっかりじゃ無くて、共生関係に合ったりもする、問題になるのは最終宿主に行きつくために、中間宿主を動かしたりする。

共生関係にある関係だと、寄生生物は宿主を殺さない様にしている、だって宿主が死んだら自分も生きて行けないんだからね。

それが本当の宿主では無い所に入ったりする、そこは寄生生物でも選択肢が無くて、預かり知らぬ所に行ったという事なのかも知れない。

中間宿主に入ってしまった寄生生物は何とか最終地点の宿主に向かう、だから死んでしまうのに自分で水に落ちるカマキリやら、目立つ色で鳥に食べられやすい所に居るカタツムリやらが居るのだそうだ。

世界には寄生生物というものは沢山居て、宿主は自分の意志には関係なく動くという例は多いらしい。

これって動物や虫を想像するのだけれど、実は植物にも植物に寄生する植物が有るのだそうだ。

その植物はまるで光合成をしないのに、栄養を横取りしているのだ、それでも生きているんだよね、不思議だ。

宿主をゾンビ化して操る寄生虫も一定数いて、それは心も乗っ取ってしまって怖いらしい。

ある意味寄生生物って宿主をマインドコントロールしている。

何だか今の民主主義を思い起こさせるな~。

民主主義って一般の人々が決定するための情報のアクセスが出来て、影響を与える決定権を持っていると考えがち。

だけど実際の民主主義はと言うと、情報へのアクセスは一部の人間の間だけで管理されて、一般の人々には関わらせない様に工夫されている。

私達は自分で選んでいる様で、実は無い選択肢を選ばされている状態なのかも知れない。

国民から税金を取って寄生しているのは、誰なんだろうね?

一部の人間しか情報にアクセスできないのならば、そこには民主主義は無くて、寄生している大きな機関が有るだけだ。

いつも思うのだけれど、大きなものに自分をマインドコントロールされるな、なんて考えている。

それでも難しいけどね。




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内山祥子
文を書くのを芸にしたいと思っています。 頑張って文筆家になります。 もし良かったらサポートお願いします。 サポートしていただいたら本を買うのに使います。 ありがとうございます。