お掃除ってどう覚えたかな??
今日はツナ君が眼医者で、昨日家を見に行った私たちは、少し疲れ気味で起きるのが遅い。
ツナ君は朝からニャーと鳴いているが、今日のニャーはキャーとニャーの間の音、彼は言いたい事が有るみたい。
ご飯かと思って、ご飯出しても主張をする。
だとしても、今日は名古屋の眼医者に行くので、頑張ってキャリーに入って貰った。
「行ってきます。」次女がツナ君を連れて行く。
私はそこでゆっくりできる訳では無い、ツナ君が居る時には出来ない掃除をする。
ツナ君が居たって掃除すればいいじゃないか、イエイエ彼が居るとエアコンの掃除が出来ない。
一度エアコンを切って、ガシガシ細い棒を突っ込んで埃を取る、当然ながら黒い埃が出てくる。
フィルターも外して洗って掃除する、フィルターは思ったよりも汚れていない、定期的に掃除するって大切だ。
昔、有元葉子さんの本で、有元さんは年末の大掃除をしないと書いて在った、毎日定期的に掃除をすれば、年末に大掃除の必要は無いらしい。
それが出来れば良いんだけれど、普段から窓の桟まで掃除するのって大変だ。
私はその本を読んだ頃、子供4人が学生で、(大学と高校と中学と小学生を抱えていた)会社の仕事もある、窓掃除をするなら、寝かせてくれって状態だった。
要するに、解っちゃいるけどできませんなのです。
今はその頃と違って、手が掛かるのはツナ君のみ、普段は週一で窓掃除、毎日風呂トイレ掃除、週一でベランダ掃除と定期的に掃除している。
やってみると、その方が掃除が楽なのだから、前からこうしてればよかったなんて考えている。
エアコン掃除だけは、ツナ君が埃塗れになるといけないので、居ない時にしている。
エアコンって、何度埃を取ったつもりでも、まだ出てくるから問題だ。
今日も終わった~、これくらい綺麗にしたら良いんじゃない、そう思って送風にしてみる。
黒い埃が飛び出してくる。
また掃除をする、送風にする、埃が飛び出す、繰り返す事2回、もう出てきてもしないと決めて、冷房にすると、やっと埃は出てこない。
何時掃除しても辞め時が解らないのがエアコン掃除だ。
プロは基準が有って、それに則って仕事しているんだろうけど、止め時が解らないよね。
止め時の解らない掃除はある程度で止めるが吉、もうね自分で止め時を作ります。
何せ、ツナ君が帰ってくるまでには部屋の掃除をして置かなければならない。
あ忙し、あ忙しいとそのまま家の掃除になだれ込む。
棚の上を払って、そこを拭いて、その後掃除機で吸っていく、掃除機が終わると、シートで廊下を拭いて、トイレ掃除、玄関掃除、風呂掃除をして終わりだ。
案の定、風呂掃除を始める前に帰ると連絡がきたので、玄関を開けて待っていた。
小学生の時、その頃英語の家庭教師が居て、その先生がよく生徒について嘆いていた。
中学の教頭だったその先生は、学生が掃除をしたりするのを見て、都度していたらしい。
その日は、「あなた達ははたきって知ってますか??」と生徒である私と従姉妹に聞く。
「知ってますけど。」やや自信なさげに答えるよね、だってその後何を言われるのか想像もつかない。
「使い方も解ってますよね。」そりゃあ解ってるやろ、家でも使っているし。
こくんと頷いた私たちに、その先生が続けた。
「うちの中学校の生徒は、はたきの使い方を知らなかったんですよ。」もうね世も末って感じの話し方。
知らん人も居るやろ、だってその頃ははたきやなくてダスキンが主流、今だったらクイックルって感じかな。
「掃除の時間に手持無沙汰にしている生徒が居たので、そのはたきで払ったらいいと言ったんですよ。」成程、サボり魔やったんやね。
「そしたら、持ったまま動かないんで。どうしたはたいたらと言ったんですよ。」まあそうなるわな。
「そしたら、なんて言ったと思います、これを如何すればいいのか解らんって言うんですよ、家で掃除くらいしてるでしょうに。」でも知らんのは恥ずかしいことでは無いから、教えたら良かったのにと思った記憶がある。
その先生的には掃除くらいは学校で無く家で覚えろって言う事なんやろうけど、解らんのやったら教えるのが学校やん、私はそう感じた。
その生徒がサボりたくて言い訳を使ったのか、本当に知らなかったのかは解らない。
だけど、良いやん、家で覚える事って言わんでも、知らんかったら誰かが教えたら、家で覚えるべきこととか、学校で覚えるべきことなんて、どうでもいいやん、今なら反論するんだけどね。
風呂掃除までに時間が空いたので、昔の記憶を挽き吊り出していると、ツナ君を抱えた次女が帰って来る。
ツナ君は家に入ると、いつもの安地に早足で逃げる。
「何か嫌やったみたいやね。」と次女に言う。
「うん、お医者さんがもういいよって言った途端に、キャリーに入ってきた。」まあ人間でも眼医者がくっついてきたら嫌だからね。
眼の状態は良くなってきたが、引っ越ししたらどうなるか解らない、次女は目薬は多めに貰って来ていた。
昔の記憶だけど、学校の先生ってのは、自分が教えるって決めた事しか教えない物なのかな?
それとも、あの先生が偶々なのかな??
引っ越したら、窓掃除が沢山になるなと思いながら、考えていた。