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それでいいのだ

こんな事を言うと、変な奴だと思われるだろうが、ある意味神のようなものを信じている。

神を信じていると言っても、いつも祈ってるとか、神頼みをしようとか思ってるわけでは無いんです。

ただ何となく自分には解らない力が有って、それが現実を作っていて、それを神と云うか、運命と云うかは、その人次第だけどそんな事ってあるんじゃ無いかなと考えている。

若しくは違う世界が有って、そこから何かしら助けて貰って、上手くやっていける、そこを信じているだよね。

変な人でしょ私、そうなんです私が変な人なんです。

頑張っても何の手助けもして貰えないよ、人生は過酷だよ、いい加減な事を言ってるんじゃ無いよ、と叱られそうですね。

でも、今迄の経験から、何となく上手くいくものだ、人生ってそんなに絶望すべきじゃ無いよって思ってる。

自分が生まれた時には身体が弱かったらしく、よく母は大変やった、私だけこんな思いなのは不公平だと言っていた。

生まれて直ぐの時には、この子は半年持たんかもしれんから、気を付けたって、とお医者さんに言われたとよく話していた。

そんな私がこの年まで元気に暮らして、何だか同年配よりも元気(知らんけど)なのは何か力が働いたとしか思えないんだよね。

子供の頃、父親が言っていた。

「お母さんがイライラして、もうこの子殺して私も死ぬ、とか言っとったから、会社から帰る時にはよ帰らなって、ドキドキしながら帰っとったんやわ。」

母はきっと絶望していたんだよね、生んだ子がよく泣いて、よく熱を出して、長生きしないかも知れない。

それでも、父も母も絶望を通り越して、生かすことを考えてたから、私が大きくなったんじゃ無いかな、解らんけど。

そんなに弱っちかった私も子供4人産んで、暮らしているのだから、人生は不思議な物だ。

結婚していた時にも、資金がショートしそうで、私が死んだら会社に保険金が入るんじゃ無いかな、なんて考えたのは1度や2度じゃない。

もう会社も辞めて違う仕事をしよう、1億くらい無けりゃ会社が持ち直せないって考えた時も、何とかなったもんね。

それもさ、普段だったら絶対に来ない方が会社に来てくださって、もう辞め様と思ってるんですと言ったら、ちょっと待ってもう一つの工場の土地建物売れるか聞いてあげるで、となったんだよね。

そこで億では無いけど、土地建物が売れたから、会社を続ける事が出来たんだよね、今考えると止めた方が良かったかもって思うけどね。

だからさ、神か運命みたいなものは有るんだよね、生きて居りゃ何とかなる、そう信じて生きている。

他の人にもそう思って欲しいな、今の現実には押しつぶされないでね。

間違っていても、それでいいのだ。


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