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猫も言いたい事が有る

昨日は家を見に行ってから、大型スーパーに行ったので、疲れていたのか朝の目覚めは遅い。

ツナ君が文句を言わずに待っていてくれて、早起き猫さんには申し訳なくなった。

今日の予定はツナ君のご飯を買いに行って、昨日買ってきた食品を冷凍にしたりするだけとなる。

それだけだと言っても、結構時間は掛かる、起きたのが遅いので、気を入れなければ、自分だけ気合十分だ。

次女はちょっと調子が悪いらしい、では寝て貰ってといきたいが、自分だけでするには時間が~、困ったものなのです。

朝食を終えて、片づけをするついでに、食器戸棚の片づけをしていたら、結構な時間になった。

ツナ君のご飯買いに行きたいのに、まだ掃除も終わってない、明日にするのが良いのかな??

私が考えていると、次女がツナ君を連れて行って、ツナ君のご飯を買って来てくれるという。

ありがたーい、1人じゃ無理だったから、勢い込んで頼んだ。

「行ってくれる??」答えは解ってるんですけどね。

「うん、ついでにツナ君のぷっちゅんも買ってこんと。」我が家では猫のフィラリアのお薬をぷっちゅんと呼ぶ。

ツナ君の背中の届かない所にぷちゅっと点すからだ。

これは月に一回の薬なので忘れそうになるが、忘れて病気になって大変だ。

猫は自分達よりも小さいから、相当気を使わなければならない、この薬も無くなっていたので、買わなければと考えていた。

ツナ君は呼ばれると、近づいてくる、『おっ、何か良い物を食べさせてくれるの?』と言いたげに近づく。

そこを捕まえてキャリーに入れて連れて行くのは、チョット可愛そうな気がする。

これでよく、人間不信にならないものだといつも思う。

これが芥川龍之介だったら、絶対に家に引きこもっているだろう、まあ本人は自殺したからそう言う事かも知れない。

ツナ君は基本的に人間が好きなので、人間不信にはならない。

お医者さんも嫌いでは在るけど、引っ掻いたりするほどでは無い、飼い主が目薬をするのも、嫌いだけど噛みつくほどじゃ無い。

もうね、とってもフレンドリーな猫なのですよ、彼は。

次女がツナ君を連れて行っている間に、私は掃除を終わらせて、運動でもしようかな、なんて思ったりした。

それが意外に掃除が終わって直ぐに帰ってきた。

早かった~、今日は混んでなかったんだ、運動はしていないが、もう昼近くになる。

昼と言えば、ツナ君の目薬と昼ご飯が毎日のルーティーン、『ご飯考えてなかった。』どうしよう。

「お昼やけど、生クリーム買って来て、冷凍にしてあるウニを入れて、ウニクリームパスタにする??」帰ってきた次女が言う。

それは有り難い、勿体無いから越前仕立て汐うに 簡易容器入を冷凍して於いたら、何時までも無くならない。

我が家の冷凍庫は、買ってきた物が2週間ほどで無くなるのに、そのウニだけ残っている。

勿体ないって言葉が怖いね、何時食べるの??って考えられなくする。

このウニが減らないのには他にも訳がある。

皆さんはウニの調理方法をどれくらいご存じですか??

私はウニクリームパスタくらいしか知らない、だってこんな高級食材は使わんでしょ普通は。

だからこそ、冷凍庫の腐海の森に入りそうになってた、ウニさんに申し訳ない次第だ。

次女は料理上手なので、(ネットで調べたりもしてくれる)いろんな料理を作るのだが、ウニの料理はあまり知らない。

だってそうでしょ、ウニなんて高級な寿司屋に行かないと食べないんだもん。

なのでやはりと云うか当然というべきか、ウニはクリームパスタになる事になった。

冷凍庫の腐海に居る位なら、クリームパスタにした方が、ウニも満足するというもの。

今日の昼ご飯は贅沢にウニのパスタだ。

ウニのクリームパスタ

出来上がったパスタは、やはりウニの味(あたり前田のクラッカー)美味しい、けどちょっと薄い。

「美味しいけど、ウニの味が薄いね。」と言ってみる。

「うん、勿体無くて、少ししか使えんかった。」そうよねー、ウニ全部使うなんて勿体なくて出来ない。

我々にはウニは贅沢なのか??

お医者さんに連れて行かれたツナ君は、いじけて玄関に居る。

「どうやった??」次女に聞く。

この所、ツナ君がよく鳴くので、何か問題があるのかと心配になっていたのだ。

「先生に相談したら、どうも多頭飼いやと、よく鳴く子が居るから、泣かなくなるけど、1匹に戻ると鳴く様になるらしいんよ。」そうなのか、自分が鳴かんでも誰かが鳴くから、ええんちゃうって事なんか。

「じゃあ、ランちゃんやアグリがよく鳴いてたから、それで鳴かんようになったん??」そんな事ある??

「そうみたいよ、どうもよう有る事みたい。」そうなんか、そう言えば、子供も数人いると、よく話す子だけが話をしている。

猫も人間もそうなのか、いや万物皆そうなのか??

いじけツナ君

ツナ君はいじけながらも、こちらを見てニャと声を上げる、解らんけど、イヤやったんやでと言っているのかも知れない。

人間も猫も表現したいのよね、言いたいことは。



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内山祥子
文を書くのを芸にしたいと思っています。 頑張って文筆家になります。 もし良かったらサポートお願いします。 サポートしていただいたら本を買うのに使います。 ありがとうございます。