楽観主義者でないポジティブ
楽観主義者と思った事は無い。
結構ネガティブ思考で、それを止めた方が良いとは思っている、落ち込んでも人生は上手くいかないからね。
反省は必要だけど、落ち込みは必要な物じゃない、いつもそう思って生きてきた。
ところが自分の評価と人の評価は違っていて、娘たちに言わせると、私はポジティブ過ぎるのだそうだ。
だからと言って、私は何でも気楽に考えているのではない、実は反対の感性で生きている。
人生何が有るか解らない、自分が1人になることも有る、自分が病気で何もできなくなることも有る、何もかも無くなってしまうのを想定してきた。
短大を出て直ぐに結婚した時に、もしも離婚して一人になったら、どうやって生きて行ったらいいんだろうと考えた。
我が母は結婚して家を出たら、帰ってくるなというタイプ、仕事を持っていない自分が何かあったら生きていけない。
離婚しなくても、夫が病気やケガで動けなくなる時もある。
想定外は人生には大いにある、誰もがこの生活、この家族を失う可能性が有るのだよね。
実は結婚前に、結婚して子供を産んでも働きたいと言ってみた、その時は会社の仕事が有るかもなんて話だった。
よっしゃー仕事もできる、そう思っていたら、「俺は家に居て家事をして欲しいんや。」との事。
何だかなーと思っていたけど、結婚して直ぐに子供が出来たから、それどころでは無かった。
怖がりの私だけど、その時は保険を調べて掛ける事しかできなかったよね。
そのうち子供を保育園に入れて働きだした、仕事と子育てでてんてこ舞いで、考えている時間も無かった。
それでも子供が増えて、会社の仕事をしても、全てが無くなる恐怖はあった。
自分の中に有る恐怖は謂れが無い物で、人に依っては何でそんなこと考えてんのって言うと思う。(実際にママ友と言っていい人から言われた)
誰もが今全てを失くす可能性って、考えないで生きているのが、こっちの方が不思議で、何かあったらどうするの、そう思っていた。
こう考えてくると私はネガティブな考え方の人間なんだ。
でもね、ただネガティブじゃ無いんですよ、何かというと運じゃない部分を作るんですよね。
保険を調べて保険を掛けるとか、離婚しても良い様に老後資金を考えて置く(もう無くなったけどね、色々あってな)とか、次にどうしたらいいかを考えつつ生きて行く。
何が有るか分からない人生だから、今は素晴らしいんだし、何が有っても良いような心を持っているのが良い事なんだよね。
あれっ、これってポジティブなのかな?
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