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甘えん坊爆誕
ツナ君の甘えん坊が止まらなくて、人間について回っているので、こっちとしては戸惑っている。
彼はいま9歳、ペットショップに居た彼に長女が一目ぼれ、だけど彼は雄三毛でおじいさん、お父さんはショウキャットという由緒正しい生まれ。
由緒正しいと云う事は、猫の世界ではお高ーいお猫様に他ならない。
「この子が欲しいんよ。」と長女が言った時には、止めて違う子と車買ったら、思わず言いそうになった。
この子が欲しいって花いちもんめじゃあるまいし、簡単に言うけど大変なんよネ、動物と生活するって事は。
一生涯面倒見るって大変なので、長女にはよく考えなと言って於いた、その間に買われて行ってしまうのを期待して。
ところがである、半年過ぎて大きくなってきても、買って良く人は無い(可愛いけど高すぎるんじゃ)安くしてもらえるかもと、淡い期待で長女が聞いてみた。
「安く売ってくれませんか。」ってね。
ペットショップのオーナーがええよ、二つ返事で3分の1の値段で売って貰えることとなった、その代わり全額一括で現金でって約束。
人間言ってみる物だね、3分の1になるんやねと言ったら、ペットショップで売れるのって半年くらいまでの時期なんだそう。
大きくなっちゃうと可愛さが無くなっちゃって、売れなくなってしまうんだそうだ。
変だけどね、動物は多くくなるものなんだから、まあそのおかげで我が家はツナ君をお迎えできたんだけどね。
安いと言っても○○○万円、長女は貯金を叩いてお迎えする、物凄く大事にして、可愛がっていた。
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その長女が去年一緒には住めないと言い出した。
一人暮らしは良いが、きっとツナ君の世話は出来ないと思う、一緒に居ても、良くご飯を忘れたりしていたからね。
「ツナ君連れて行っちゃ駄目だよ。」と言うと呆れめるかと思ったら、それでもこの家は出ると言って出て行った。
ツナ君的には彼女がお母さんだったんだろうと思う、その所為かどうかは解らないが、甘えん坊が過ぎるんよ。
三女が一番面倒見る所為か、三女について離れない、三女が泊ってくる日が在ると他の人間について回る。
あんたもう9歳やで、よう考えて見ておっさんやで、とか言って聞かすも、ツナ君は意に介さない。
ふにゃーと鳴いて着いてくる、着いてくる、着いてくる、(大事なことなので3回言ってみました)人間が皆出かけると、玄関で待っている。
可愛いんだけど、可愛すぎるんよ。
彼は今お母ちゃん誰?居なくなったりしない?って思っているのかも知れない、気持ちは解らないけどね。
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![内山祥子](https://assets.st-note.com/poc-image/manual/preset_user_image/production/ic3fd94079689.jpg?width=600&crop=1:1,smart)