今日は愚かな自分を笑えない
21日過ぎから、物凄く寒くなっている。
この時期に引っ越ししたのが良かったのか??悪かったのかは解らないが、兎に角新しい家は快適だ。
強いて言うなら、ちょっと寒い、でも思ったほどでは無くて、夜に寒いと感じる位だ。
ツナ君は夜中に起きだして鳴いて、それには手を焼いているが、それ以外は問題が無い。
いやー、新しい家はええね。
ここで新年を迎えるのは嬉しい限りだ、ただしまだすることが在る、以前の家の処理になる。
今日は以前の家の撤去の日、勇ましく家を出て、前の家に向かう。
出来れば敷金を返して貰いたい、気持はそれだけだった。
一応、国交省のガイドラインも見て、契約書も見て言った。
だけど契約書にそもそも国土交通省の現状回復ガイドラインと異なる部分も含みますと有るから、ちょっと問題がある。
話しをして、納得がいったら、判を押そうと思って、話をすると何だか思ったよりもお金が掛る。
18万だと~。
思ってたんと違った。
敷金があるとはいえ足が出る、そんなに掛る~と思ったが、契約書を見ると、やはり契約書には書いて有る。
じゃあ、仕方ないか、国交省のガイドラインとは違っていても、但し書きとして契約書に書いて有ったら支払うと成っている。
この辺は難しい。
別に今日絶対に終わらせないといけない訳では無いが。実際の所面倒だ、足が出るのが少なければ良いとしようかと考えて、サインをした。
一応、三女に報告する。
「支払わないといけなかったけど、ちょっと減らした。」
ここで三女がお怒りモードになる。
「国交省のガイドラインでは通常使用による劣化や摩耗は貸し主負担すべきなんよ。」
「契約書ではこっち負担って書いて有るのよ。」
「だからいくら契約書にどんな状態でも畳は借主が払うって書いて有っても契約上通常使用の範囲内であれば劣化については貸主の負担となんの」
私、ここまで来て、話をして、お金も払って、叱られるの??
うん、ちょっと納得がいかない。
でも三女の言う事も解かる、だって契約書自体が国交省のガイドラインと違うんだからね。
でもさ、私が交わした契約書じゃ無いんよ、最初に長女が契約した時にも一緒に居たけど、その時にもクリーニング代が高いなって考えていた。
ツナ君と暮らすにはここ以外に無いから、仕方ないよねと言って契約したのを覚えている。
因みにその時に敷金を払ったのも私だし、今回のお金を払うのも私だと思っていたから、怒りは解るが言われてもなー。
私チョット凹む。
ちょうど、次女の終わる時間に近かったので、次女を待って一緒に帰ってくる。
帰り道で話をすると、次女もサインせんだらよかったのに、実は契約書自体に問題があると、それは払えないと言えるんだよと諭された。
契約書あるやん、解ってて契約したやん。
じゃあ仕方なくないの??
私が世間知らずなのかも知れないけど、ちょっと考え込んでしまう。
子供が大きくなって、私に意見するのは良い事なんだけど、そう言われると、私はとても愚かになったのかと、一気に疲れが来た。
元々疲れていたから、相当なものだ。
これだから、イヤだったんだよな、ちょっとだけ落ち込んで、まだまだ浮上できそうにない。
今日はクリスマスで、実はもっと楽しい感覚になりたいけど、これではまるで楽しめない。
私は大概の事には怒らないし、怒る時には必死に怒る。
違っていると思えば、云う方だけど、契約書見て納得するのはいかんのか、会社の時にも契約書で決めていたから、それが正しいと思ってしまった。
「契約書って言うけど、それが違法な物だった場合は契約自体が問題でしょ、賃貸借契約って、違法だったりするから、ガイドラインが在るんよ、サインしなかったら良かったね。」次女が言う。
そやな、私があほ過ぎたんやなと思うと、ますます落ち込む。
今日はツナ君に慰めて貰っても、底に沈んで浮上するのが出来そうにない。
なんだかな~、何でこうなんだろうな~、大事な所でへまをする。
お金が出せないって、ハッキリ言ったら良かったのかな、言い方が悪かったのかな。
頭の中はグルグル回っている。
家に帰って片付けをすると、次女がワインでも飲む??と聞いてくる。
落ち込んでワイン飲んで浮上はいかん気もするが、今日はちょっとお酒に頼ろうかな。
昨日は親に意見されて、今日は子供に意見される、私ってこんな人生、自分では何もできんの??
「請求書はこっちに来るからね。」三女が書いてくるので、それも含めて支払うと書いた。
家に帰るとツナ君が慰めてくれるが、ウーン、浮上は難しいな。
お金も掛かって、意見されて、契約よりもガイドラインが大事だと言われて、辛いなー。
寝たら浮上するだろうけど、ここんところ忙しくて疲れていて、簡単じゃ無いな。
子供の頃から、叱られると理不尽でも自分が悪いと思う方なので、今日は愚かな自分が笑えない。
明日になれば、ちょっとは違うかもしれないが、早く通常モードになって、いつもの調子を取り戻したい。
お金は損したのだろうな、それも落ち込む原因だ。