動物はペット以上です
長い間、子供の動物を飼うのを許さなかった、それは生き物を飼うのは責任を伴うし、子供が4人の我が家で、動物も世話をするのは考えられなかったからだ。
娘たちが20歳過ぎた頃である、会社の近所にホームセンターが出来た、その中にペットショップがあった。
ペットショップって当たり前なんですけど、子猫や子犬が純真な瞳で人間を見てるんだよね。
人間がそう感じるだけだと思うんだけど、そりゃ可愛い子がガラスの向こうに居る。
長女はその中の一匹に心を奪われた。
毎日会いに行く、この子をお迎えしたいと、周りに言いまくって、外堀を埋めていたんだよね。
「お母さん、猫飼っても良い?絶対に自分で世話するから。」成人しているんだから、世話はするだろうが、猫はちょっと怖いなと感じていた。
高校生の頃に、お世話になった先輩の家に泊まりに行ったことが有る。
その先輩の家は、犬、猫、ウサギ、鶏を飼っていて、人間の方が小さくなっている感じ。
そこの猫が怖いんじゃ、遊びに行った時に「気が立っとるで、噛みつくか解らんから、触らんといて。」と言われた。
噛みつくの??触っただけで??猫ってそんな生き物なん??
後で聞いたら、子供を産んで一匹残して誰かに貰って貰おうとして、見せたら最後の一匹も欲しいと言われて渡しちゃったから、親猫が怒っているのだそうだ。
そらそうだ、まだ子育てする気満々の猫が何時の間にか子供が連れ去られたら、そら怒るわな。
そんな訳で私は怖い生き物と認識していて、私が世話しなくて良いならと言って飼うの許した。
東京で生活していた三女も寂しさからか、ペットショップで心打ちぬかれたのか、猫を飼って連れてきた。
何年か前は今ほど保護施設とか、そこで知り合った猫を飼うって考えが無かったように思う。
だからペットショップで買うのしか選択肢は無かったのだろうと考えている。
フランスでは2024年から店舗での犬や猫の販売は禁止に成るそうだ。
これからはブリーダーからの直接販売か、保護施設からの引き取りになるらしいですよ。
日本にもペットを売らないペットショップは有る、ペットの殺処分と言う不幸を続けないために、無償で里親探しをしているのだそうだ。
何年か前に知ったそのお店、売らないと利益が無いじゃ無いと考えていたのですが、今もしっかり営業しているみたいだ。
動物も人も命あるもの、それを考えて責任を取れるかよく考えた方が良い。
うちのツナ君と、ランちゃんはペットじゃ無くて家族だよ。