どこまでデジタル化
世の中デジタル化で、何でもネット環境上で解ったりもする。
ちょっとググれば、気になった情報は殆ど手に入る、いい時代になったものだが、情報量多すぎかもしれない。
最初にそれを感じたのは、市のゴミ収集がアプリで解ると知った時だ。
「お母さん、このお知らせ捨てるで。」娘が手にしているのはゴミ収集日と種類が書かれた紙だった。
四日市では個別にその紙が配布されていて、1年ごとに変えて配布されるそれを、私は律儀に持ち続けていた。
「それ捨てたら、ゴミの収集解らへんで。」と返して、紙をしまって置こうとした。
「紙一枚の事やでええけど、それってアプリで解るよ。」そうなん???アプリでええの??
私って古い人間なんやね、知らんかった、というよりもアプリっておもちゃやと思ってた。
そのアプリを見ると、出るわ、出るわ、ゴミ情報が詰まっている、我が自治体だけの物では無く、全国で使えそうなので、要らん位情報量在るんやなと思った。
その時には、自分のスマホにそのアプリを入れて、又アプリ増えてしまったな~とか言っていた。
便利やなと考えだしたのは、使いだしてから直ぐのことになる。
何時も、紙を出してにらめっこするか、カレンダーに予定を入れないと、ゴミ出しを忘れてしまう。
それがアプリが教えてくれるのだ。
今日は燃えるゴミの日、今日は資源ゴミってね。
他にも有る、これは何ゴミになるの??という代物が増えてきた現代、そのアプリで確認できる。(解らない物もあるのだが)
最初の考えていたよりもずっと使い勝手が良くて、やはり文明の利器は使うものと、古代人的な感情になってしまう。
結婚していた時期には、会社の仕事もあって、パソコンを使う必要があって使っていた。
最初は仕入れ売り上げのソフト、その後は経理のソフトを使っていて、使い方は自分で考えて何しろやってみる。
その頃は、アドバイスに来て貰うと、手数料である程度のお金が必要だったので、自分でやるしかないと考えたのだ。
会社と家にパソコンを置いて、データを共有させて、使い方を覚えて事なきを得ていた。
考えたら、会社のデータを家のパソコンに入れるのはどうよとなるが、個人でやってるようなものだったので、良しとしよう。
今なら、危機管理がなっていないとお叱りを受けるのだろうが、ネットリテラシーも言われて無かった頃だから、勘弁して下さいね。
時代は何時の間にか役所がLINEやアプリを使う時代に突入して、使えない人種は置いてけぼりになりそうだと、危惧したりもしている。
私は今は賃貸マンションに暮らしていて、たぶん12月ころには一軒家に引っ越すだろう。
12月までには引っ越すつもりだ。
12月頃には引っ越すんじゃないかな。
12月頃には引っ越せると良いな、位の自信の無さで引っ越すだろうと思っている。
引っ越しで役所の手続きがマイナンバーカードで出来ないと知って、何がデジタルやねんと怒っていたが、ここで疑問が出た。
昔、一軒家に住んでいた頃には回覧板ってのが有った。
それって今も有るの??
実の所、回覧板には嫌な思い出もある。
「これは、もう時間が無いので、早く回してください。」と回って来る物が有る。
じゃあ早く回さねばと考えて、チャイムを押してみる。
誰も出ない、少し時間を置いてチャイムを鳴らす。
誰も出ない、これが3回続くと、もう郵便受けに突っ込んで置こうとなる。
最後に手に取った人は、もう期限過ぎてるやん、という状態で怒りに震えて噂をする。
「誰かは解らんけど、直ぐに回覧板回さん人が居た。」とね。
私とお隣の生活時間が違うし、仕方ないやんと思うが、そこは専業主婦が多いと、『何でちゃんとできへんの』となっていく。
これは嫌だね~。
引っ越した先でもそんなのが有るのかな??よく考えれば私は今家に居るので、関係無いかとも思う。
けれど、他で問題になって無いのかな??少しの心配が頭に残って離れない。
実はこの問題をデジタル化で解決しようとする自治体が出てきているらしい。
実は愛知県高浜市が、名古屋のITサービス企業バイザーが開発中の回覧板共有アプリ「CHIKUWA!」(チクワッ)を活用した町内会DXに乗り出したらしい。
CHIKUWA!には、自治体と地縁団体の役員との連絡、オンラインによる回覧板の配布、各種配付資料の管理、多様化する国籍の住民に向けた多言語対応、災害発生時の緊急情報配信、自治体からのお知らせ一斉配信など、デジタルならではの高度な機能も盛り込まれている様だ。
これは良いんじゃない。
だって、日本はもう日本語だけの国じゃない。
我が子が小学校の時期にも、クラスに1人はブラジル系の子供が居て、お母さんは日本語が話せないという事態が有った。
今ならもっと増えているんじゃないか?
ベトナム系の子も中国系の子も居る筈だ。
その人たちは日本語の回覧板を貰っても理解できない、でも多言語対応ならそこで読んで理解できる。
但し、全ての人がデジタル化に対応せねばならない。
誰にでも分かるって大変な事だな、デジタルに付いて行きそこないの私は考えている。
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