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今日は親と会った

引っ越しの片づけは佳境に入って、引っ越しの片づけは佳境に入って、人間らしい生活が出来る基盤が整ってきた。

それにしても、猫は環境を変えるのがストレスだというのが良く分かる。

ツナ君はここに来た日は、夜中の1時に鳴き、3時に鳴き、4時に鳴き、6時にも鳴いていた。

そう言えば、昔、お迎えして直ぐの頃、玄関でニャーニャー鳴いていた、知らんとこ来たぞ、人間大丈夫なんかと言いたいのかもしれない。

昨日は4時と5時だったので、人間はそれなりに眠れたが、彼は1階2階をウロウロして、寝床を探していた様だ。

朝起きると、人間撫ぜろ、相手をしろと主張するが、残念ながら人間は片付けで忙しい。

「ツナ君が生活しやすいようにしているんだよ。」と言い聞かせてみるも、彼には通じていない。

まあそこが可愛くも有るのだから、人間は彼に合わせて置くのが良いだろう。

今日は引っ越し前の家の電圧を変える工事が有ったので、次女と家事をしてから出かけた。

ツナ君はぐっすり寝ていたので、そっとドアを閉めて、駅に向かった。

駅が割と近いので、これからもお出かけは楽そうだ。

電車に乗って、以前住んでいたマンションに着くと、やはり埃塗れで、でももう掃除道具も無くて、靴下を汚しながら、中に入る。

1時の予定だったので、待っていると、次女が時計を見て、「アッ、1時半の予定だった。」と素っ頓狂な声を出す。

だから来られないんだな、そしてまた待つ。

1時半を大幅に過ぎても来ない、間違って無いよな。

不安になっていると、次女が電話を掛けている。

「1時半の予定だったのですが来られないので。」と話している。

「解りました、待っていますね。」と答えている。

「なんだって??」と聞くと、「どうも、社長がインフルエンザになって、解らんらしいけど、誰かが来てくれるらしい。」と返す。

そうか、インフルエンザって大変やな、他人事でも同情してしまった。

まあ、来て貰えないのは困るので、他の人に来て貰う事にして、次女だけ残って私は帰る。

先に帰るのは理由があって、お菓子が多すぎて、食べられないから、親元に持っていく事にしたからだ。

先に駅に行って、親元の駅で降りる、とは言っても一駅しか変わらないので、そこで降りても家まで直ぐだ。

子供の頃よく通った道で、実家に向かう。

道を見ると景色が変わっていて驚いたりする。

近所の薬局も病院も無くなって(有るけど営業はしていない)道なりのお店は普通の家に変わっている。

唯一、子供の頃に行っていた理容店がまだ営業しているだけになっていた。

近所にスーパーも多いし、今時はドラッグストアでも食料を売って居るから、無くても問題が無い。

だけど、子供の頃に在った本屋などが無くなるのはちと寂しい気がする。

そんな事を言っても、お前は買いに行くのかと言うと、ネットで本を買うので買わないが、寂しさに浸っても良いじゃ無いと思う。

駅から5分ほどで実家だ、でも結婚してからは何年に1回くらいのペースでしか来ていないので、自分の実家感は無い。

無くても親は居るが、今日はツナ君が家で待っているので、長居は出来ない。

「あがってったら?」と母親が言うので、「ツナ君が心配やで直ぐ帰る。」と言うと、「そこ迄見に行こうかな。」と答えたので、「いいよ来たら。」と言って、2人で家に向かう。

家に着くと、当然家の中を見て回って、ツナ君とも対面した。

「あんた、太り過ぎやで。」とツナ君に言っている。

私のインスタを見て、『この子は太り過ぎやな』と感じていたらしい、でもちょっと大きいだけですけどね、反論は押し殺して、聞いていた。

「この子は噛みつかんのやな。」と聞かれた。

「子供の頃から、噛みついたこと無いよ。」と答えた。

そうなんよ、いい子なんよ、甘えん坊なだけでね。

そう言えば、我が子が小さい時期にも、「あんたは太り過ぎやで痩せな。」と言って、嫌がられたのに、猫にも言っていると、呆れたりする。

こうなると、ツナ君が言葉の意味が解っていないのを祈るばかりだ。

『言葉の意味は解らんがとにかくすごい自信だ』とかツナ君が考えていたら、良いのになと思う。

ただ、私が母を苦手なのは、こういう所で、自分の標準に合わせて、こうすべきという。

結婚してから、親に何もして貰って居ないのに、何で説教されなきゃいかんのか疑問だ。

人に依っては、説教して貰える時が良い時だと言われるかもしれないけどね。

母親と話すと、親戚が腸の癌に成ったとか聞く、昔よりも癌が普通に語られるようになって、切ったら治るという認識が広たのだな。

「奥さん、癌はお金を掛けて治して、長生きする時代なんですよ。」保険屋さんが言っていた言葉を思い出す。

確かに切って治ったり、治療を受ければ治ったりするなら、癌は怖くは無い。

私の祖父母は2人とも癌で亡くなっているので、怖いものだと感じていた認識を改めなければ、と再度思う。

病気は怖いけど、対処すれば治るものが多くなってきた。

病気になっても、絶望的になる時代じゃ無いよね。



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内山祥子
文を書くのを芸にしたいと思っています。 頑張って文筆家になります。 もし良かったらサポートお願いします。 サポートしていただいたら本を買うのに使います。 ありがとうございます。