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メタバース上に国家?

海面上昇で消滅の危機にある国家が在る、ご存じの方も多いと思うがツバルと言う国だ。

この国の外務大臣がメタバース上にデジタルコピーを作ると宣言したらしい、これによってサイバースペースのみに存在する最初の国家になるかもしれない。

イヤイヤ、ちょっと待ってメタバース上の国って何なんだよ、そう思って記事を読んでいた。

だってそうでしょ、国家って土地が有るから、それを主張して国として認知されるんだよね。

土地は無くなったけど、デジタル上の国を作ったから、それを国家と認めてねと言われても誰も認めないよね。

何でやねんって、一斉に突っ込みが入る模様が目に浮かぶよ、どの国も領土問題には厳しいからね。

どうもこれは最悪のケースのシナリオなのだそう、地球温暖化が進まなければ、今現在の島で国が存続できると思っている様です。

それでもね、ツバルがデジタル上に再建できるのは、夢物語じゃ無いのだそうだ、まあねー国だって言っちゃえば国だよね。

例えば領土、文化、主権がメタバース上に表示されたとして、それは本当に国なのか。

文化や主権が有ったとしても領土は無い、沈んでしまうんだからね、土地が無くなってメタバースに上げるんでしょ。

疑問は誰にでもある、他の国の人にしてみれば、自分の国に住んでいる人間が、メタバース上にしか存在しな国の人間で、主権は他に有るからここの法律とはちょっと違うと言われても納得しない。

基本的には土地が無くなってしまうのだから、国民はツバル以外の何処かに住まなければならない。

そうかんがえると、メタバース上に上がった国家の意味はなんだろうと、考えてみた。

文化や今の国の状況を差し示すのが、国家として必要だと考えているのだなと思う。

今この時点でメタバース上に国を再構築するって言った真意は他に有るらしいですよ。

この言葉で世界中の人々にツバルの状況を認知してもらって、地球温暖化が進んでいるのだと、認識してもらう必要を感じているらしい。

このままで行ったら、沈んでしまう島は自分たちの国だけじゃ無くなる、そう思っているからだ。

それは全世界の問題で一国家だけの問題では無いのだ、いまだに地球温暖化なんて嘘だと言っている人にも、分かって貰いたいんじゃ無いのかな。

年を取ると先は短いからって、だんだん環境問題や政治に御座なりになり易い、自分達にはもう直ぐ関係無いと思いがちだからだ。

だけど、この世界を作ってきた一人として、死ぬまで世界に責任があるんだろうな。

この頃そう考えている、状況を作ってきた加害者として、これからも考えて行動できたらなと思う。

ちなみにツバルの人口は1万2000人なのだそうだ。


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内山祥子
文を書くのを芸にしたいと思っています。 頑張って文筆家になります。 もし良かったらサポートお願いします。 サポートしていただいたら本を買うのに使います。 ありがとうございます。