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大切なことって目にみえないんだね、、、愛情深い父のこと


3月25日は母の命日でした。
母は無邪気を地で生きるような
良いも悪いも素直すぎる、天真爛漫で
とても愛情深い女性でした✨✨✨

時にその姿は、子供の私には自分勝手のワガママなお母さん、、、に見えてとっても大嫌いな時期もありました。。。

「結婚して子供産んだら、sachiちゃんも分かるよ」
と当時の私には意味の分からないことをよく言われたものです。
後に、「ほんまやぁぁぁ!お母さんのゆーとーりやわ」っていってる私がここにおります🥰

私は、母の話をよくします。
なんやかんやゆーぅて、母のことは大好きみたいです✨✨✨

そして令和3年3月25日、
今年の命日は、忘れられない一日になりました。

毎年のように、命日の午前中にお寺へ、、、行くはずが、朝起きれなくて出発が遅れました。
今年はコロナもあって子供たちはお留守番
出掛ける時、父に「命日やし、お母さんのお寺行ってくるわぁ」と一声掛けて行くのもいつも通り、、、

違ったのはここから、
「ワシも行くわ、30分まってくれるか?」と父が言い出したことでした。


入院中はあれだけ毎日お見舞いに通っていた父が
母の最期に病院に行くことはなく
看取ることも拒否、
葬儀にも出ることも頑なに拒否、、、
命日になって、お寺に行こうか?
って誘っても「今日は辞めとくわ」と一言

「よー分からん、なんで?と聞くのも嫌、、」
7年間、私の心の中はこんな感じでした

父はことある事に変わった人だなぁ
とは思ってたけど、ここまで変な人おらんで、、、と自分の父を捕まえて呆れておりました、その真意もよくわからないまま8年目の3月25日
「ワシも行くわ」と言い出した!!


びっくりしたけど平静を装い、、、
「待つで30分、お父さん行くんやったら駅からよーさん歩くし、車で行こか〜まだ雨も降ってるしなぁ」
と言いながら

急いでカーシェアを予約し

2人でお寺へ向かいました。
道中、気持ちが少し落ち着いたところで、

「お父さん、なんでお母さんのお寺に行こうと思ったん?」

と聞いてみた…

「どうしても恵美ちゃんが死んだと思いたくなくて、、、でも昨日枕元に来て⌜たけさん、にこ(3/25)ってしてや⌟って言われたんや」

※私の両親、たけさん、恵美ちゃんと呼びあっておりました💕既に微笑ましい🥰

父「お母さんが大病して余命3ヶ月やったん覚えてるかぁ?」

私「覚えてるよ、お母さん3ヶ月じゃなくて30年生きたね」

父「人は楽しい、嬉しいと思うことをやってたら、病気も治って寿命が伸びるんやで、ほんまやで」

母が退院してすぐの頃沖縄に行きたい✨
と言えば
家族と執刀医の先生夫妻、丸ごと沖縄旅行を計画する父(母は沖縄の人です✨)

母がこんな田舎じゃなくて街中に住みたい✨
と言えば住んでた家を売ってしまってお引越しをしてしまう父
(私が中1のGW前)
まぁ思いたったら吉日すぎるタイミング(笑)

母が働きたい✨
と言えば毎日のように晩御飯を作り、職場まで迎えに行く父

また家まで買って母にお店(美容室)をプレゼントしてしまう父

母が嬉しい、楽しいと思うことを
自分のできる限りを尽くした父

どれだけ、母と一緒に居たかったんだろう、、、
そしてまだまだずっと一緒にいたかったんやろう、、、

普段は言葉少なめの父の母への想いや愛情の深さを初めて知って泣きそうになるのを堪えながら
ハンドルを握り

私、「お母さんは幸せやったやろなぁ」

と返した私に

父、「だから、○○(私の息子)にも、楽しいと思うこと嬉しいと思うことしてあげやぁ、そしたら大丈夫や」

とまた、私や息子くんのことを想いやってくれる父、、、

私の父は
世界一愛情深い人です
これが生きる背中を魅せるってこういうことか、、、
と感じる一日になりました。

私のお父さん、時々変人だけど(笑)
大好きです🌸














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