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黄金のカギ85
わたくしは、皆さん方に一つの「黄金のカギ」をさしあげたいと思います。それは何かというと、われわれ人間にとって真の生きがいある人生の生き方は、「自己に与えられたマイナス面を、プラスに逆転し、反転させて生きる」という努力であります。
日々の生活の中ではマイナスに捉えてしまうことは意外に多いものです。それはおそらく自分自身を防衛するような機能が人間にあるからなのでしょうね。マイナスをさらにプラスに変換することが求められますね。時間というのは有限でありながらある種ありがたいものでマイナスが薄れていくこともあります。しかしプラスにいち早く転換できれば人生の相当数の時間を有意義に過ごすことができるよな気がします。これもある程度訓練が必要なものでそれには読書と実践が必要なことは先生の本を読んでいればわかることだと思います。これを黄金のカギというところがまたいいところですね。
本日の修身教授録一日一言は「教えと経験」でした。吉田松陰先生のところです。この章を何度も読んでいるのですが好きな部分がありまして感動を呼ぶのです。吉田松陰先生は大変やさしい方であったと先生はお話されるのですが
また獄から出られて、わずか三畳の室に謹慎していられた頃にも、机の上に砂糖の小皿を置いて、遊びにくる女の子らを招いて、その砂糖を一つまみずつ与えては、いろいろと話をせられた。
吉田松陰先生と家族のことも思い出していまいますし、これを当時の先生になる学生の方々に教えられるのですから何か心の中で考えることが起きると思うのです。
世の中のヒーローは艱難辛苦がつきものです。そうでないとストーリーが面白くない。人生は神の演劇とは実際よくいったものですね。自分が主役の人生なのですから何かあってもへこたれてはいけない気がしますね。
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