日本語教師になる!431日目

今日、社長を見ていて昔の自分を思い出した。彼はいつも何かに追われてるように見えた。新しいものに手を出し、飽きたらすぐに捨てまた他の新しいものを探す。だから、いつも言ってることとやってる事がチグハグ。何かに失敗すると必ず自分は正しいと主張し誰か他の人のせいにする。何かを始める時は真っ先に飛びつくけど、その後継続するのが面倒くさくなり誰かを巻き込み、責任の所在を曖昧にし進める。結果、うまくいけば、それまで他の人が頑張ってやってきても、どこからかしゃしゃり出てきて気づかない間にサッと結果だけ持っていく。ほらみろ!と自分の手柄にして、誰も聞いてもないのに周りに自分の成功例として発表する。しかし、失敗すると彼を探すがどこを探しても見つからない。仕方ないので自分でなんとかそれを処理しやっとの思いで乗り越えると、その途端フッとどこかから現れ呼んでもないのにしゃしゃり出てくる。物事が落ち着くと突然現れる。すごい嗅覚。しかし、そんな風に自分は上手く立ち振る舞ってるつもりでも周りの頑張って努力してる人は離れていく。結果、周りに残るのは彼と同じように新しいもの好きでその場のノリだけでやってる人達。だから、しっかりとした土台が出来なく何に対しても不安定。その不安を紛らわすために常に動き回る。動き回っていい所だけをつまみ取る。だから、常に他の人の言動が気になり、自分の事に集中出来ない。自分の徳になる人の側で聞き耳立てて、隙があるとサッと入り込みあたかも自分もそれまで一緒にやっていたかのように振る舞う。

彼を見てると昔の私を思い出す。その場その場で都合のよい自分になりすまして、取り繕う。気に入らなければ、ポイっとその関係を捨てればいい。だから、何も残らない。それは一見、新しい物を取り入れフレッシュに見えるけど、中はぐちゃぐちゃで不安定。すぐに崩れる砂の城。その中でコソコソといつも自分の得になる物だけを狙ういつも忙しい裸の王様。

今日、彼は突然張り切り出したように見えたけど、よく見るとそれはまた何かに追われていただけだった。だから、ずっと動き回り、お気に入りの子達を手当たり次第呼び出してコソコソ、コソコソ個室で話していた。それを見て、あー、この人すごく今不安定なんだろうな〜と思った。昔の私がそうだったからよく分かる。とにかくいつも何か不安で、何してても今やっている事じゃなく他の人のことが気になる。誰かと話していても上の空で他の人が話すことの方が利益があると思い込み今自分が話してる人でなく、他の人が笑ってたりするとその方が気になる。ひどい時は自分が他の人と話してるのに、こっちの会話にのっかって一緒笑っていたりする。それは、ただ自分に自信がないだけ。地に足つけてちゃんと一つ一つの事を丁寧にやっていないからそうなる。仕事も語学も何でも丁寧にやらないときっとそうなる。一見、器用で要領が良さそうな人でも、丁寧にやってこなかった人をじっくり観察すると、実は仕事が雑だったり適当にやり過ごしている。だから、質問しても何も返ってこなかったりする。地味でもこつこつやってると、意外と少しずつその輪が広がる。必死になってがむしゃらに輪を広げようと動き回っていた頃よりも結果広がっていたりする。そして、その中で繋がった人達は、相手も同じ様に丁寧にやっているので信頼でき。ずっと付き合っていける仲になれたりする。上部やノリでなく、ちゃんと芯がある人達と繋がることができる。

今日社長を見ていて若い頃ならまだ取り繕ってやるのも良かったかもしれないけど、そんな事してたら結局自分が苦しくなるだけだろうと思った。
最近、彼とはあまり話してないけど、今日彼を見ていて、彼の近くにいてその空気に触れるだけで私疲れてしまった。やっぱり私は今の自分のペースでいこうと思った。手当たり次第で上部だけでなく、丁寧にゆっくり進んでいこうと改めて思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?