今年の猛暑とチョコミントが教えてくれた、小さな変化を振り返る。

12月も終わりに近づき、寒さですっかり忘れていたけど、今年の夏は、とにかく暑かった。私も熱中症になるほど、暑かった。

散歩道の途中にある17アイスの自販機での買い食いが例年より増えたのも、きっとそのせいだ。でも、毎回定番のバニラ系を選ぶのは、なんとなく物足りなくて。かといってチョコ系は、甘さが重たく感じられて（歳のせいだろうか？）ちょっと気が進まない。

そんな中で、これまであまり興味がなかったチョコミントアイスに手を伸ばしたのは、まさに気まぐれだった。

正直なところ、チョコミントには先入観があった。これまで全く食べたことがないわけではなかったけど、スースーするミント味と甘ったるいチョコがなぜ合うのか、わからなかった。でもその日はなぜか、爽やかさを求めていたのかもしれない。何となくの思いつきで買ったそのチョコミントアイスを口にした瞬間、私は驚いた。

「思ったより美味しい！」

ミントの爽快感とチョコの甘さが絶妙にマッチしていて、暑さでくたびれた体にぴったりだった。その後、気づけば今年は何回かチョコミントアイスを食べるようになっていた。

思い返せば、これまで「自分には合わない」と思い込んでいたものに対して、試してみることすらしていなかった。だけど、こんなふうに一歩踏み出してみると、新しい楽しみが見つかるものだ。小さな挑戦が、意外な満足感を連れてきてくれることを、チョコミントアイスが教えてくれた。

今年は、日記を毎日書くことに真剣に向き合ったり、猫という未知の生き物と生活を始めたり、自分にとって大きな挑戦をいくつもしていたと思う。でもこんな小さな挑戦もしてたんだなぁ。地味だけど挑戦の一つとしてカウントしておこう笑。

来年も、こうした意外な発見を楽しみにしていきたいなぁ。ワクワクできることを探すぞー。

まさかチョコミントのアイスから、こんな風に一年を振り返ることになるとは思わなかったけれど、こういうのもいいね。