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「体を削る頑張り方」を手放して、心地よい私になりたい

昨日、朝活12日目の疲れた体で気づいたことがある。夜遅くまで仕事を続け、体がボロボロになるまで頑張る自分。「作業を途中で切り上げられたら、こんなにならないのに」と思いながら、毎回やめられない。

結局「前日の夜に、作業を止められずやり過ぎてしまうから、翌朝が辛くなる」そして、そうなってしまうのはこれまで「自分に鞭打って体がボロボロになるまでやってる自分ってすごい」みたいな形でしか、自分を褒めてこなかったからでは?

そんな考えをnoteに書き終えた後、ふと疑問が湧いた。

そもそも作業手が止められないのは、なぜなんだろう。

よく「ゾーンに入る」と言われたりする、それかな?と思っていたけど、ChatGPTに、それは違うよとあっさり否定された。

共通点
ものすごく集中する
周りが見えなくなる
やめようと思わずに没頭する

違う点

終わった後に達成感がない(ゾーンは充実感があることが多い)
意識的にコントロールできない(ゾーンはある程度自覚的に入るもの)
結果的に体がボロボロになる(ゾーンはむしろ良いパフォーマンスにつながる)

「ゾーン」と私の作業の手が止まらないことの相違点

「ゾーン」じゃなくて「沼」なのでは?

ああ、腑に落ちた。

「沼」

それだ。

私は決して、頑張りたいから作業をやり続けているのではなく、「早く終わらせてスッキリしたい」とか「締め切りが不安だから」やってしまう。

作業しながら、途中でやめるという発想に至らない。体がしんどくなってきてもその場では「やめたい」とすら思わず、気がついたら時間が経っている。

この話を人にすると、大抵「すごい集中力だね」と驚かれたり褒められたりする。

なので、私は長年「体が辛くても続けられる集中力があること」を一括りにして「良いこと」と認識していたのだ。

でも、終わった後に達成感はなく、後悔する。

体に鞭打ちながら時間をかけて、睡眠や食事を削っても、「やり切った!」という気持ちはなく、「またやりすぎた…」と後悔することの方が多いのだ。

若い時は「やり過ぎちゃったけどまぁいいか」と思っていた。だいたいそこまで夢中になって作業してしまうのは趣味や遊びだったし。だからそこまでやったとしても、ちゃんと楽しさがついてきていたから気にならなかった。何なら、翌日の仕事に影響したとしてもそこまで責任感なんか感じていなかったし、それでどうにかなってきた。どうにかなっちゃう環境だったのだ。

完全に若気の至りだ。

でも今は違う。仕事として自分が楽しいと思える作業をできるようになったせいか、気づきにくかったけど、今の私は翌日も、その後も、「ちゃんとしたい」と思っている。

だから「またやりすぎた…」と後悔するんだよね。やり過ぎることで心身に負荷がかかって「ちゃんとできない」からだ。

いくら作業を片付けたとて、スッキリするどころか疲労でグッタリするばかり。集中力を発揮するのは良いけれど、心身を削ってまでするのは、決して良いことではない。

まさしく、作業が残っている焦りや不安の解消のために、踏み込み過ぎて「沼」にハマっている。

それって結局、自制心の問題では…???

常々、私には自制心がないと思っているし、作業が止められない沼にハマるのも、この自制心がないからなんだろう。

先ほどあげた若い頃の例の通り、当時は自制する気すらなかった。たいして困ってなかったから、そもそも「自分をコントロールする」という発想がそんなになかったんだと思う。

もっと正しくいうと、「頭の中ではダメだと思いつつやめられない」とわかってはいた。でもそれを「自分でコントロールするもの」「コントロールできるもの」という感覚がなかった。なんなら気力と根性でどうにかするものであって、それができない自分は「気力も根性もないダメな人間」という思考だった。

こうして自己肯定感がダダ下がりな人間が出来上がったわけだ。

もし当時から「完璧を目指さない」とか「8割でやめておく」ことに気づける何かに出会っていたら。何なら自分の仕事に対する責任感(笑)ももう少し持ってたら、今の私はもうちょっと違うものになっていたような気がする。

まぁ、たらればだけど。

つまり、自制心を鍛えようという話よね?

散々掘り下げて、結局「自制心が足りない」という話に辿り着くので、これが私の根本的な課題なのだな、と改めて思う。

でも、私に徹底的に自制心がない理由は、今回何となく気づけた。「若い頃は自制心がなくてもどうにかなってきた」けれど、今はそうではない。

そんな今の私に必要なのはこれしかない。

「もう若くはない。」

「もう若くはないのだから、この辺にしておこう。」

頭ではわかっていても、腑に落ちてなかったこのセリフ。ようやく自分の言葉で捉えられるようになった気がする。

年齢を意識するという視点はこれまであまり持ってこなかったので、私としては良い気づきだったなぁ。大人になったなぁ……と思いたい。(笑)

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さち|納得の毎日を過ごしたいWEBデザイナー。
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