アメリカでは日本の小学校六年生の年に小学校を卒業してミドルスクールに進学する。幸運なことにうちの子のミドルスクールは、小学校の隣にあり、繋がっているのでそんなに環境の変化はないだろうと思っている。 小学校では日本と同じように、一人の先生のクラスで一日過ごす。ミドルスクールでは、それぞれの先生の教室に生徒が動く。うちの子のように場面寡黙がある場合、移動時間が多いと友達を作るのに苦労するかもしれないが、一つのところにずっといるよりは気持ちてきにも楽なんではないかなと親は思ってい
小学校2、3年生くらいの時から、「少し違う子」と指摘され始めました。親としては認めたくありませんでした。 元気で明るく、友達がたくさんいる学校生活を送ってほしいというのは、どんな親でも思うことです。家では活発で笑顔いっぱいのおしゃべりな子が、学校に着いた途端、顔色が変わり、声も笑顔も消えてしまいます。 日本にいるときは、どうしたらいいのかと思いながらも、「大丈夫」と現実を直視したくありませんでした。家では普通で、何もおかしいところはない。それでも、このままでは将来困るのは
はじめまして。 この日記は、日本で生まれ育った母と、場面緘黙症と診断された息子がカリフォルニアで奮闘する日常を綴ったものです。小学校4年生まで日本で生まれ育ち、9歳の時にカリフォルニアに引っ越しをしました。 夫はカリフォルニア出身のアメリカ人で、日本の企業で知り合いました。26歳で出会い、29歳で結婚、32歳で息子を授かりました。 息子は3200グラムで予定日より3週間早く産まれました。なかなか下がってこない息子を、先生が馬乗りになり押し出しながら吸引して出産しました。