あの日、本づくりをした皆と今も繋がっている
先日TABIPPOの5週年パーティーが開催され、その時撮った写真が私にとってとても感情深い一枚だった。
「365日 世界一周 絶景の旅」という本を制作した時関わっていたメンバーとの写真。
(左から、たじはる・大塚さん、私、なな、ちゅうやん)
本づくりの大変さを思い知る
まだTABIPPOにオフィスもない頃、創業メンバーのシェアハウスで仕事をしていた。
365をキーワードにした旅の本をつくろう!という企画があり、どんな本にしようかとたじはると当時いろは出版で働いていた大塚さんと企画出しをして、1年間でする世界一周の本を作ろう!となった。
ずっと旅のモノづくりがしたいと思っていたので作るのは楽しみだった。でもいざ始めてみると想像以上に大変で、あれ?これいつ終わるんだ?と何度も思った。
世界中の写真を友達からもらったり、募集をかけて集め、それにあったキャッチフレーズや説明文をひたすら考えた。旅は好きでも、情報を書くとなると調べる必要があり、365カ所分の情報を色んな旅サイトを見て、その場所の魅力を日々たじはると書き出した。
まだ学生でほとんど旅にも行ったことがないインターンのななも手伝ってくれていた。この国の情報を調べておいてと伝えたら、それどこだっけ?とまだ全然海外にも詳しくなく、情報集めも慣れない中一緒に頑張ってくれた。
3人がかりでも終わる気配がなく、その時TABIPPOのイベントによく参加してくれていた仲のいい人に、「書籍のテキストを書くのを手伝ってくれませんか?」とメッセージを送った。
その人が今は一緒に働くちゅうやんだった。この頃TABIPPOでお仕事ないですか?と言ってくれてた気がする。それに甘えて連絡したら快く引き受けてくれた。
そんなメンバーで作り上げた一冊が「365日 世界一周 絶景の旅」。
頑張りが報われる時
本づくりは想像以上に地道で細かい作業が多かった。その積み重ねが報われるのが、刷り上がり本屋さんに並んだ書籍をお客さんが買って喜んでくれた時だ。頑張りと想いが詰まったこの本は、とても好評で今も本屋さんに置かれている。そして6月にはまた増刷予定でついに4万部を突破する。3,400円もするのにこの売れ行きは大ヒットだよ!と大塚さんが言ってくれた。
そんなメンバーと5周年という節目に集合出来たのがなんだか嬉しかった。
この本がここまで売れたおかげで、TABIPPOのモノづくりブランドPAS-POLは大きくなれたと言ってもいいと思う。
たじはるはTABIPPOを卒業して、フリーで活躍するトラベルフォトライターとして海外を飛び回り、TABIPPOとお仕事することも。インターンをしていたななは、フリーの旅するデザイナーとして自由に旅をしながら写真とデザインをして、またTABIPPOで働きたいと今年から掛け持ちをしてくれるている。無償でお手伝いをしてくれたちゅうやんは、今ではTABIPPOメンバーとして欠かせない存在にまでなっている。
そして、本づくりのノウハウが全く分からない私たちと一緒に制作をしていた編集者の大塚さんは、独立し新しい出版社を立ち上げ、ライツ社となり、また本づくりを共にしている。
あれからみんな成長して、今も変わらず繋がって仕事ができることの嬉しさがこもった1枚の写真。10周年はみんなどうなってるかな。きっと変わらず旅に関わる何かをしている気がする。
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どんな本なの?
自信作なので、ちょっとだけ紹介。
「365日。1年かけて、もし世界一周できたなら。」と帯に書かれているように、1ページごとに絶景の写真とその場所の情報が載っている。
めくるたびに広がる世界の絶景は、ほんとに美しくて、世界ってこんな場所があるんだと見るだけで楽しくなる。寝る前に読んで妄想するのも、誰にか絶景のプレゼントをするのにもおすすめ。
365日 世界一周 絶景の旅 : http://pas-pol.jp/product/365book/
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