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リアルな学びの場で人と人の交流を加速させる—山形での生成AIワークショップを通して

先日、山形県での生成AIワークショップを無事に終えました!

これは今春の東京ビッグサイトでの講演(以下様子)がきっかけで、山形県のDX推進部門様からお声がけいただいたもの。嬉しいですね…(しみじみ)。

なんとこちら、講座申し込み募集開始日に定員が満席となり、AIへの関心の高さと現地企業の学びに対する強い意欲を実感しました。

今回の山形ワークショップでは、参加者が「ここで学んだことを明日から活かしたい」と感じて帰っていただけるよう、エネルギーを注ぎました。

山形産業推進支援機構様企画AI研修会の様子。企業の代表者が集まりました。

当日は多くの参加者から熱い関心と沢山の質問をいただきました。

この場で改めて感じたのは、地方における情報や学びの機会の限られた現状、そこに潜む切実な課題と可能性

今後このような生成AI研修を開催したいというニーズが様々なところにあるだろうと想像し、

自社や自分達の自治体などでAI研修ワークショップを企画したい方へ、研修の様子と準備のポイントをまとめました。

これから生成AI研修を企画・検討されている方々の参考になれば幸いです!


地方での学びの機会と「リアルな場」の意義

現代ではオンライン学習が主流ですが、地方ではインターネット環境が整っていても、すべての人がそれを有効に活用できるわけではありません。

実際に集まっていただいた参加者の方々からは

「地元ではなかなか学べる機会がない」

「山形で生成AIの対面研修ははじめて」

といった声も多く、地方にも学びたいという意欲が確かに存在していることを感じました。

対面の研修は、リアルな場での交流を通じて、参加者一人一人の理解度を確かめあいながら、質問にも柔軟に対応できる点が大きな利点です。

みんなで画面をのぞき込みながら話しあうワークショップの様子。

山形でのワークショップに続き、今後は北海道、富山、岩手と巡りながら、それぞれの地域に合わせた学びの機会を提供し、AIによる地域活性化の一端を担いたいと考えています。

地元との協働で実現した場作りと事前準備のポイント

イベント当日まで、地元の担当者の皆様と数多くのディスカッションを重ね、細部まで計画を詰めた結果、参加者にとって学びの多い場を提供することができました。

地域に合わせた場作りの要素

今回のイベントの成功にあたり、以下のような準備と工夫をしました。

いずれも、受講者が充実した時間を過ごせるよう、注意を払って取り組んだポイントです。

①ちらし・告知文の調整

地域の方々に親しみを持っていただけるよう、わかりやすくも、内容表現に工夫を凝らしていただきました。

生成AI研修の手作りちらし

②参加者ターゲットの精査と定員確認

参加者のレベル感やニーズを把握し、研修内容を調整しました。個人ワークとするか、グループワークを取り入れるのか。発表する時間を設けるか?定員オーバー時には席の増加対応も迅速に行っていただきました。

研修の流れ

当日のグループワークでは、グループ間でも学びを深められるように、AIの利用頻度や経験レベルを考慮してグループ分けを行いました。

③ワークショップ運営サポーターの配置や席順、レイアウト

見やすさや動きやすさを考慮してテーブルや座席を取り決め。リラックスできる空間作りを意識しました。

私もお一人お一人のテーブルにまわり、進捗や質問対応。ワーク時間には講師もサポーターも歩き回ってコミュニケーションをとっていきます。
当日はAvintonJapanから複数名サポーターも参加し、テーブルの進捗や議論をサポート。

④資料と内容の難易度設定

地域の皆様にとって学びやすい内容と資料のレベルを設定。参加者の理解が深まるよう、研修構成を何度も調整しました。

資料をあとて読んでも振り返っていただけるように資料をまとめました。

⑤時間配分と当日の段取り

講演の流れや進行を明確にし、スムーズに進行できるよう事前にサポートメンバーと認識あわせを行いました。当日参加者のみなさんの理解度や盛り上がりをみながら、細かな時間調整も行いました。

また、参加者通しの横のつながりもうまれるように、自己紹介や振り返りをグループで実施しつつ、学びを深める時間を複数回設けました。

研修途中でも名刺交換や互いのビジネスの紹介がすすむ場面も多々。

山形産業機構の皆様と共に計画を進めるなかで、地域の事業者の皆様にご満足いただけるよう、細部にこだわる姿勢に大いに刺激を受けました。

こうした交流を通じて、地域に根ざしたイベントの意義を再確認し、細やかな計画の大切さを実感しました。

⑥当日は「エネルギーを届ける」

私が研修やワークショップを担当する際、

最も大切にしているのは

参加者に「エネルギー」を届けること。

単なる知識を伝えるのではなく、参加者の内面にまで届くように、私の言葉や情熱を伝えます。

これは、10年以上前に私がオーストラリアで研修を受けた世界No1コーチとも呼ばれるアンソニー・ロビンズアメリカで最も影響力のある女性ともいわれる、オプラ・ウィンフリーに強く影響を受けたスタイルでもあります。

私も彼らのように、

参加者の心に火をつけ、新たな挑戦に向かわせるきっかけを提供したい

と考えています。

経営者の方々の悩みに寄り添う存在として

もうひとつ、私の強みは、AIやIT活用における経営者の悩みに直接お応えできる点にあります。

たとえば、
「どのようにAIをビジネスに取り入れるべきか」「組織としてAIにどう向き合うか」

といった疑問に対し、ワークショップや講演を通じて経営者目線で具体的な解決策を提供できるのが私の役割です。

その他にも

  • 経営者として、どのようにテクノロジー活用に向き合っていったらよいのか

  • AIサービスによって、事業が縮小している。どうしたらよいか。

  • この研修を、社内に展開して組織的にAI活用をすすめていきたい。どうするべきか?

といったご質問をいただきました。

地方には、まだまだAI活用の重要性や活用法に対する理解が進んでいない企業も多く存在します。

しかし、経営者の方々の本質的な悩みに対し、リアルな場での学びを提供することで、一歩ずつ確実に解決の道を開いていくことができると信じています。

インパクトある学びとモチベーション

私は、講師のエネルギーが会場に広がり、参加者同士の交流が活性化されることが、学びの持続性に繋がると考えています。

講演後も、個別に沢山の質問や御礼メールをいただきとても嬉しかったです💌

研修が単なる「知識の習得」ではなく、実際に役立つ「経験」として記憶に残り、参加者が自信を持って次の一歩を踏み出せるような場を作ることができたのではないかと感じています。

全国各地へのAIの学び拡大を目指して

私が目指す研修は、参加者が単なる受講者として終わるのではなく、学んだことを自分の「武器」として持ち帰れるような場づくりを目指しています。

山形での研修は、スキルを伝える以上に、心の中に熱を灯すきっかけとなるような「体験」を提供することに注力しました。

これからも、地方でAIやデジタルの学びに挑戦する方々の力になれるよう、「心を伝える」研修スタイルを貫いていきたいです!

イベント登壇のご案内

直近では、今年もAI・人工知能EXPO AI Tableに登壇させていただきます👏

題して「経営者のためのテキスト生成AI活用術」

私なりのAI活用術をお話しますので会場でお会いしましょう。業界最前線で活躍する皆さんのお話を凝縮して聞ける絶好のチャンスです!

是非お越しくださいませ。

また、12月5日にはLinkedlnの石坂 誠さんと関東学院大学 経営学部准教授の唐沢 龍也さんと

AIで採用はどう変わるのか?!

というテーマで新東京美術館でもお話させていただきます。

AI技術の進化が雇用に与える影響と、これからの人材革命について議論します。AIによる業務の自動化、新たな職種の創出、求められるスキルの変化など、未来の働き方と人材市場の変革を探ります。

石坂さんからも私からも、ここでしか話せないLinkedin活用法をお話予定です。

今後も、私たちの活動を通して、AIの可能性が全国に広がり、地方と都市の壁を超えた学びと交流の輪が広がっていくことを願っています。

長文をお読みいただきありがとうございました。


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