今日の読書『THINK BIGGER』
今日の読書は、
THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法
著者のシーナ・アイエンガーは、全盲の心理学者です。
著者の前作「選択の科学」は、
選択から最大限の価値を引き出すにはどうしたらいいかという
重要な問いに答えを出す研究をまとめた本でした。
ですが、そもそも選べる選択肢がない場合はどうしたらいいのでしょう
そんなときは、新しい選択を一から生み出さなくてはなりません
幼いころから見えない世界で育った著者が、
くりかえしぶつかっているこの問題について
10年以上かけて開発した、最良の思考法(THINK BIGGER)が、紹介されている1冊です。
冒頭に自由の女神が建てられたエピソードが紹介されています。
フランスの彫刻家フレデリク・オーギュスト・バルトルディが、
民主主義の模範を世界に示したアメリカに、
祖国からの感謝の印を贈りたいと切望して、この像を作ったのですが、
自由の女神は、
彼の様々な体験から得たものや、創造したものが、
積み重なり、組み合わさり、できたもの。
こういった、新しいものを創造する際、
それらをつくる要素が新しいのではなく、要素を組み合わせる方法が新しいのだそうです。
バルトルディのような芸術家でも、
ゼロから作品のアイデアがふってくるのではなく
こういった積み重ねのようです。
著者は、これを「戦略的模倣」と表現しています。
「発明とは、無益な組み合わせを排除して、ほんのわずかしかない有用な組み合わせをつくることである。発明とは見抜くことであり、選択することなのだ。」
・・・と。
この本に紹介されている、THINK BIGGER深めたくなりました!