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複業だけど本業・副業で考えた時の本業は英会話講師だと思った3つの理由
こんにちは。さちこです。
40歳を機に、19年勤めた会社を辞めて、現在、ストレングスファインダー®️によるパフォーマンスコーチング・コンサルティング「Awesome!」x共働きのキャリアと交流のコミュニティ「こ・ねくすと」運営 × 英会話講師と、ポートフォリオワーカー(複業)しています。
わたし的には、どれも100%でやっているので、「複」業の気持ちでやっているのですが、まだまだ「本業」あっての「副業」というとらえ方が一般的。なので、自分の仕事の話をするとき、どう伝えたらいいか頭を悩ませてしまいます。
なので、本と副を分けないといけない時には、英会話講師を本業としてお話していますが、自分自身の整理も兼ねて、どうして本業として英会話講師を続けているのかをすこし書き留めておきたいと思います。
はじめに。書き留めておこうと思ったきっかけについて
ストレングスファインダー®を活用したパフォーマンスコーチングを個人事業「Awesome!」で始めたのが今年1月。大変ありがたいことに、11月時点で大小合わせて70セッション以上を述べ300人を超える方に提供させていただきました。参加いただいた皆々様には、感謝の一言に尽きます。
個人の自己啓発に関わらせていただけただけでなく、リーダーやマネージャーの方のチームメンバーの巻き込み方や、組織の協働力アップなど、私がストレングスファインダー®を通して関わりたかった部分にも携わる機会を得ることができ、これからの私のキャリアの大きな軸の一つとして、来年以降もしっかりと育てていきたいと思っています。
そんな中、自分の中でも周りからも「英会話講師」の位置づけが、見えにくくなってきていたことも事実です。
私の頭の中で、もう一人の自分と
「Awesome!が大きくなったら英会話講師のキャリアは手放すの?」
「いや、絶対に手放さない!」
「でも、それってどうして?レッスン準備もそこそこ時間かかるし、
収入面だって、Awesome!の方が上なのに」
「確かに、そうなんだけど…でも絶対にやめたくない」
という感じの会話が繰り広げられることもしばしば。
年末に差し掛かり、1年を振り返るというのと、さきほど英会話講師のお仕事の人事の方から1本のメールをいただいたときにはっきりと答えが見えたので、忘れないように書き留めておくことにしました
①継続して働いている場であること
現実的なことから言うと、現時点で非常勤講師(パート)という契約ながらも継続して働いている、イコール継続的な収入源であるということはゆるぎない事実です。
私は、「人の成長や頑張りをサポートする」ことをキャリアの軸にしたいとキャリアシフトしました。サポートするためには、やはり継続的なかかわりが不可欠だなと、英会話講師をしていると日々実感しています。Awesome!やこ・ねくすとでいくら反応のいい単発セッションをしても、その後に継続して関わることができないのは、私のミッションからは離れてしまいます。これらに関して、どう継続的にサポートできるかは模索中であり、トライアル中でもあるので、2021年の一つの課題テーマにもしています。
収入面でも、私のキャリアミッション的にも①継続して働いている場であることは、本業であることに相違ないというところです。
②純粋にこの会社が好きで、英語を教えることが好きであること
私は、ECC外語学院でバイリンガル講師をしているのですが、今でも採用説明会の時に人事の方がお話された経営理念(教育Educationは、世界の人とのコミュニケーションCommunicationに欠かすことのできないもので、それが強い共同体Communityの形成につながって、世界平和へとつながる)、そしてそれがふとした瞬間に、ECCで関わる誰からも現れているところがこの会社の大好きな点です。
生涯学習を提供する教育企業というところもあるので、もちろん英語力の向上ありきですが、生徒さんが学びを通してグローバルに活躍していける力を身に着けるというところも、前職であるP&Gで習得したグローバルセンスを英語を通して伝えられるのは、私にとってとても大きなポイントにもなっています。
グローバルセンスの一つが多様性(Diversity)だったり、尊重(Respect)だったりすると思うのですが、それらがちょっとした人事の方からのメールや、講師向け研修のちょっとした一コマからも感じられ、私の英語力が続く限りはここで教え続けていきたいなと思っています。
多様性だったり、尊重できる環境だったりというのは、やはり「英語」をツールにビジネスを提供しているところが大きいかなと思います。
英語は日本語とは違い、はっきり意志を示す表現が多いですし、なにより「誰が」「どうした」「誰と」「どこで」「いつ」「どうやって」と、言いたいことが明確になっていないと英語で文が作れません。
英語を通して、言いたいことを明確にしておくことが大切だということや、違う意見にもいろいろな理由があることなど、まわりまわって、多様性とか尊重とかを伝えていくというところになるので、大好きな環境で、英語を通して、多様性や尊重を伝えられる場は、やっぱり本業ってことだよね、と実感しています。
そしてなにより、「先生」としてかかわることができるのは、大きな要素の一つです。
③他の仕事や活動に活かせる要素をたくさん得ることができる場であること
英会話講師をするまでは、P&Gでグループリーダーだったので、「人に英語を教える」ということは初めてでした。
なので、「主体的な学びを提供するための教え方」や、英語の4技能といわれる「書く」「聞く」「話す」「読む」を理解して身に着けていくための方法などは、1カ月間みっちり教えていただきました(プラス、その後の定期的な研修もしかり)。
また、日々のレッスンでは想定外のことが起こるので、いかにその背景を読み取り、声掛けをしたり、質問を投げかけてみたりと、生徒個々人のモチベーションや成長を引き出していくかなど、毎回のレッスンで習得することだらけです。
これらが、Awesome!でのコンテンツでも、講義形式ではなくワークショップ形式をベースに、モチベーションを持って参加し、参加者自身が自分なりの答えを持って帰ってもらえる設計にしてみたり、自分では気づいていないところを掘り起こせるような、質問をあえて投げるようにしてみたりしています。
また子どもたちへのレッスンを通して、自分の子供を客観視することにも役立ち、親ではない第3者の大人の子どもたちへの関わりが、その子の新たな一面を引き出すのに大きな要素となることにも気づきました。
その経験もあり、小5の娘も今春からECCに通い始め、英語の楽しさや、ネイティブの先生や教室のスタッフとのかかわりを通して、めきめき英語力をつけ、年明けに英検に初挑戦の予定です。
他の仕事にも、子育てなどプライベートな面でも、そして自分の成長面でもたくさんの得る要素があるこの仕事、これからも末永く続けていきたいキャリアの一つです。
最後に
ECCで英会話講師として働き始めて2年弱。他の事業や活動も、転換期となっていきそうな2021年。リアルな話、すでに本と副の収入が逆転し、その幅がかなり大きくなりました。私自身も、どちらも大切なキャリアながら、収入面だけでなく、もっと深いところにある軸をベースにそれぞれの仕事を、一度振り返っておきたかったところがありました。
副業を認める会社も増え、複業をされている方もこれから始める方も増えてくるのかなと思います。どれも100%と思ってはいても、1日24時間、1年365日と限られているのも事実。
自分のキャリアミッションを振り返り、どこに軸足を置いて、本でも副でも複でもいいので、マルチにキャリアを進めていくためのいい棚卸しができたかなと思います。どこまで、他の方の参考になるのかは未知ですが、「いったい自分の本業はどれ?」というのを見つけるための参考になればうれしいです。