経鼻経管栄養の疑問点



経鼻経管栄養についていろいろネットで検索している
母はとてもつらそうで
栄養は足りているから空腹にはならない、と
看護師さんからきいていた
たしかにおなかがすいたとは言わない
でも食べたい、という
そしてもっとつらそうなのは
口の中が乾いていること
水分は注入しているので
医療的には喉は乾かないはず
でも、口の中がカラカラで
口腔ケアのときに
スポイトで少し水を垂らすと
とてもうれしそうだ
もっとほしいという
のみたいのみたいのみたい
母は退院してから
身体の障害はのこっていて
ほとんどよくならないけれど
意識はどんどん回復しているようで
文字は読める
簡単な計算もできる
記憶に障害はあるけれど
残っている部分も多い

それで不思議なのは

経鼻胃経管栄養開始後の平均余命は701.9±60.7日(平均±標準誤差)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdr/1/1/1_69/_pdf/-char/ja

この論文にそのように書いてあった
では、母のような状態で
喉が渇いて食べられないままで
平均2年も生きるのか、ということ

母のように自宅で経鼻経管栄養で
介護療養されてる方もたくさんおられるのか
もしかしたら意識に障害のある方が多い?
それとも母のような意識状態でも
我慢なさっている、ということなのか
いや、わたしのまわり
誰に聞いても
鼻に管を入れたまま、飲めない食べられない
尿も便も人の世話になる
そのような状態で
2年間生きるのはイヤだとみんな言う。

https://www.otsukakj.jp/healthcare/home_nutrition/hen.pdf

このかたは経鼻経管もちろん母の意思をから
胃ろうにされてよかったとおっしゃってる
たしかにそういうかたもおられるだろう
でもこのかたは60代
母は90才だから、やはり条件がまったく違うのだろう
90才の胃ろうはやはり延命治療になるとわたしは思う

わたしは自分がしてほしくないことは
母にもしたくないから
もちろん母の意思を確認したうえで
経鼻経管を抜く決意をした
月曜日にその日を決めて主治医にお願いする
わたしのくちからではなく
先日もそうしたように
母の口から先生に意思を伝えてもらう
このかたがおっしゃってるように
自然にゆだねると決めました

大切なのは選択肢を知った上で、ご家族が「何が本人にとって良いのか」を話し合うことです。老衰や病気の末期になると、水分や栄養を補給しても身体が十分に吸収できなくなります。栄養をとれば元気になると思われるご家族が多いのですが、この状態で無理に栄養をいれてしまうと生命の維持につながらず、本人に苦痛を与えてしまう可能性があることも知っていただきたいです。その為、無理をせず口から食べられるだけ食べていただき、食べられなくなったら食事を止める「自然にゆだねる」という選択肢もあります。色々な方法を知ったうえで納得のいく選択をしてもらいたいと思います。

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