空港に住む女(2014年メキシコ)
2014年のメキシコお正月の旅の終わりに、なんと!空港で3日間の待機を余儀なくされた私でありました。
正しくは、「空港のホテルに住む」なんですが、
基本待機中は毎日、朝ユナイテッド航空のカウンターへ行き、その日の空港ホテルバウチャーをもらうという形式でした。災害や気候による飛行機の欠航は基本、ホテルなどの宿泊費は負担してくれません。しかし、このユナイテッド航空の場合は、機材が不足したことによっての「欠航」となり、ホテルや毎日の食費が20ドルほど負担があったので、ありがたかったです。
ホテルは空港直結です。
お部屋も広く、今回のメキシコ旅で初めてドライヤーで髪を乾かすこともできました。
開き直ってビールでも飲もう!
とはいうものの、勤務していた会社にお正月休みから、休むことになり、その旨を伝えたものの、年明け早々(針のむしろ)状態だったのは仕方ありません。
さて、ホテルも確保出来たので、空港から
地下鉄メトロでシティで泊まっていたサンフェルナンド館に戻ってみると
「どーしたんですかー?」
と、宿泊していた皆さんが出迎えてくれました。やはりキャンセルで乗れなかった人も戻ってきて作戦会議。
この日は日曜なので、どうやら
ルチャ·リブレという有名なプロレスショーがあるという。こうなったら夜ルチャを見に行こう!ということで17:00前に4人で出発しました。
会場はルチャファンの人でイッパイ。地元の人たちの家族連れで賑わってます。
チケットは168ペソ→1300円くらい。
11列目です。
プロレスって見たことないし、血が出たり痛々しいのは嫌だなーと思っていたら完全にエンターテイメントショーでした。!!
悪役がいたりメッチャ人気のあるレスラーいたりと派手で面白かったです。
つい、調子乗ってお土産にマスクとTシャツを購入してしもうた。
空港ホテルにはメトロで夜22:00くらいに1人で戻りましたが地下鉄にも慣れてきたので、夜でも安全に帰ることが出来ました。
翌日は空港にずっと居るのもなんなので、
プエブラという街に日帰り遠足に出ることにしました。
ちょうどフアレス国際空港からプエブラ行きのバスが出ていたので早速チケット購入します。
空港→プエブラ(往復で520ペソ→4000円くらい)→2014年当時。
東ターミナルというところまで出るともっと安いのですが
何せ空港に住んでる私としては
利便性優先です。
バスで約2時間。おやつとジュース付き。
Wi-Fiもバッチリです。(^o^)
『プエブラ』はメキシコシティから120㎞東にある都市で最近ではBSのメキシコ食紀行という番組で黒木瞳が紹介してました。
さて、バスターミナルについたはいいけど中心部のソカロ広場にどう行っていいかわかりません。
「ペルドン?キエロ、イル、アル、ソカロ?」
「ソカロに行きたいんだよー。」、、、と聞くとちゃんと教えてくれます。不安なのでいたるところで聞きまくるわけですが手振り身ぶりで指さしてくれます。
プエブラは「モーレ料理」などメキシコ郷土料理の発祥の地としても有名でいたるところで食べられます。
モーレとはカカオ(チョコレート)や香辛料を加えたソースで肉などにかけて食べます。市場でも計り売りしてます。
私も食べましたが、甘いような辛いような酸味もあるような複雑なデミグラスソースっつう感じです。
ソカロから、わりと近いところにある
エルパリアン市場にまずは寄ってみました。
この白地に青の模様の陶器が
タラベラ焼きです。(^o^)
スペインのマヨルカ島から伝わった地中海起源の陶器が融合して今の模様ができたらしいです。
そういえば、スペインや南イタリアで見た
陶器に似てます。
カラフルな皿にサラダとか良さそうですが、買わずに帰りました。割れそうだし。
ポンチョなど、メキシコ刺繍のカラフルな洋服もたくさん売っています。
今度はかなり歩いて地元人たちの台所
シンコ.デ.マヨ市場。
遠かったけど歩いて行ってみました。(^-^)
市場は、私がいちばん好きな場所です。
うぎゃーー!
デカイ豚が。
どこを見ても声かけてくれて
「写真撮りなよ!」→多分そう言ってる
と笑顔でポーズ取ってくれます。
日本人珍しいみたい。
豚の皮剥がして売ってたり鶏肉丸まんま吊るしてあるのでちょっとびっくりだけどね。
肉屋のオジサン
スペイン語でメッチャしゃべりかけてくれるんだけど、
「わかりません!」から、、、。
さてさて夕方の17時のバスなのでバスターミナルに戻ろうとしましたが、もうサッパリ道がわかりません。
困った時の
ツーリストインフォメーション
バスのチケットを見せて聞くと何でも
ターミナルはふたつあるらしく
私の乗るところは4PTEというところ。
間違ったターミナルに行ってたら大変でした。
何ともいろんな人に助けられてここまで来たなぁ。
そうそう
途中プエブラの街でトイレに行きたくなってウロウロしていると学生さんたちがたくさんいる学校のような建物があって入っていったんです。
学生のフリして。
見た目は行商のオバチャンだけど何か?
トイレはどこですか?って聞いたら
こっちよ!
と一緒についていってくれてトイレのドア前まで案内してくれました。
すごいですよね。親切!私も日本で外国の人に何か聞かれたら
必ずちゃんと教えてあげて親切にしてあげようって心から思いました。♪
言葉もろくに喋れない私に
笑顔で話してくれた人たちのことは忘れないと思います。
「グラシアス!!」連発でした。
帰りの高速インターの表示がカラフルです。
こうして、3日間飛行機が飛ばなかったおかげで、
プエブラへの日帰り旅が出来ました。
グラシアス!
つづく。
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