キューバの通貨で買い物をしてみたら。(2019年)
2021年1月、キューバ国内で使われていた二重通貨が廃止されて、ひとつに統合されました。CUCとCUPの2種類がある世界は、もう今では体験出来ません。
私が訪れた2019年にはキューバでは、主として外国人が使う兌換ペソ(CUC。クックと発音する)と、主として国民が使う人民ペソ(CUP。一般的にはペソ・クバーノといわれる。国の通貨=モネダにわかれていています。
旅行者が使うのは《CUC》
1CUC=1米㌦=25CUPとなり
お店も観光客値段のところはCUC表記。
地元のお店はCUP表記とややこしいです。
こちらの紙幣はすべて観光客用のCUCです。
⤵⤵
クックの紙幣、硬貨もあります。
泊まっていたカサの斜め前に、地元の人が買い物する市場がありました。
キューバ国民が使うペソCUPだったら、
やはりすごく安いですよね。
道で売っていたニンニク!アルバイト感覚なのかな?
バナナも青いままで売ってます。市場では、グアバや、バナナ、パパイアなどたくさん売られていました。
お肉も量り売りなのでしょうか?冷蔵庫とかには入っておらず、ワイルドに、ごろんと並べてありました。
街を歩いているとすごい行列を発見!
何の行列かしら?と思ったら卵の配給のようでした。
月に2回くらい家族の分配給されるそうです。
生活最低限の卵、牛乳、砂糖、塩などは国営のスーパーで(配給券)を渡して引き換えるんですね。でも、最低限で、お酒や嗜好品などは支給されないので、やはりどこかで副業をしなければ普通の暮らしは出来ないようです。
医療費も大学までの教育費も無料なので
国の保証は最低限ありますが、教育を受けてキューバから出ていく人も多いらしいです。
これも経済、政治が変われば、又変わっていくのかもしれません。他の国を知ってしまったら若者たちは豊かな国へと出ていく可能性もありますよね。
この2重通貨ですが、外国人が、この地元の人が使うお店で買い物はできないのか?というと、、、
そうではありません。
小腹が空いてきたので、何か食べようかなとウロウロしていると、宿の近所で何やら並んでるお店を発見!。地元の人が次々、ピザを買っているんです。しばらく10分くらい買っている人を観察してました。(笑)
どうやら、注文して、
ピザが来たらお金を渡している様子。
よし!頑張って注文してみよ。
ピザ!っていうと、メニューを指されて「どれにする??」と。
゛PIZZA DE JAMON〝
にしてみます。ハム??ですかね。JはHの発音なのでハモン。
ウンハモンポルファボール。
というとお店のおばちゃんうなずいてくれて
熱々のピザがきました!
このピザ!1つ15モネダ。→日本円で70円くらいの感覚でしょうか?。
1CUC(観光客通貨ね。110円くらい)、お渡ししたら9CUPのキューバの人が使うお釣りが返ってきました。
1CUCは24CUPで換算するから24―15で9CUPのおつりみたいです。
オイルが垂れるので、こうして2つ折にして皆さん食べてるのを見て真似しました。
ピザは手作りっていうか、家で作ったパンピザみたいな素朴な味!熱々で私はすごく好きでした。
私は運よく地元の人が食べるところで買えましたが、観光客の多い地区ではなかなかこういう鉄格子の窓口が狭く、中が暗いお店屋さんはあまり見かけませんでした。
お店か?何なのか??わからないところ多いです。
こちらが1CUCを出したときにお釣りでもらっ5CUP。
一緒の財布に入れておくとワケわかんなくなります。何せ25…倍
(シンコペソってかいてありますが20円くらい)
5CUCだと500円くらいの価値なのです。
結局この5CUP紙幣は帰りまでに使いきれず
日本に持ってきました。
こちらはソフトクリームのお店です。
アイスクリーム💲3.00とあるのは
地元のお店なのでモネダ表記ですね、日本円で換算すると
15円くらいになります。
昔懐かしいアイスクリンのような味で、すぐに溶けてしまうので、あわてて食べました。
又、よく、キューバの人が食べている、ハムとチーズをはさんだキューバサンドも大人気(10CUPくらい)
観光客のお店と地元の人が利用できるお店は
違うということを知ったのでした。
宿の周りは、住宅街で地元の人が生活する場面が見られましたが、観光地とよばれる広場まで歩いて行ってみることにします。
つづく。