オーストラリアは今のところShutdown
鎖国の措置をして数日後、
オーストラリアでは、48時間以内にロックダウン(都市封鎖)かもという情報が錯そうした。その日の夜に、スコットモリソン首相による会見。
Non essential service will be shut down.
ロックダウンではなく、シャットダウンということだった。
Non essential serviceとは、バー、ナイトクラブ、映画館、カジノ、ジムなどはクローズ。
レストランやカフェは持ち帰りサービスのみ。
スーパーマーケット、薬局、コンビニなどは生活に必要なためお店は開けるとのこと。
また、私が住むニューサウスウェールズ州は学校も休校にはならない(子どもを家に置いておけない医療関係者を親に持つ子どもや、貧困層の子どもたちの受け皿になる必要があるからとのこと)しかしできる限り親は子どもを自宅学習するように州知事は何度も記者会見で発言していた。多くはオンライン学習することになるもよう。
会社への通勤も特に制限はなく(多くは自宅勤務に切り替え)、公共交通機関も止まることはしない。
そこは個人の責任範囲でということなのであろう。
しかも2週間といったような短い期間ではなく、最低でも6か月続くとのこと。どうしてここまで、長く経済にとっても厳しい措置となったのであろうか。
恐らく、おおらかすぎるオーストラリア人は、ここまでしないと危機感を持たない民度なのかもしれない。
というのは、このシャットダウンの会見の数日前に人との距離を一定に保ち、感染を防止するという細かなルールまで説明したのにも関わらず、たくさんの人が暑い日にビーチに繰り出し、人で溢れる画像が世界に流れ、恥をかいたのである。これには首相も相当のお怒りだったとのこと。
翌日、主要なビーチは立ち入り禁止措置に。
また余談だが、「酒屋はNon essential serviceに含まれるのか?!Essentialじゃないと困る!」っといったようなアルコールが大好きなオーストラリア人は、酒屋で買い占めパニックを起こしてしまったよう。ちなみに酒屋はessential serviceのため、シャットダウン中も購入可能との発表。
ジワジワと感染者も死亡者数も増えてきている。数の伸びがアメリカと比較しているが今のところ同じようなカーブを描いている。
そんな危機迫る状況かもしれない中、近所の日本人の友だちが「今日のポジティブ」と題して、ポジティブな出来事をSNSで公表している。小さなことかもしれないけれど、この不安な状況で海外に住む私にとっては、身近に心を少しでも明るく、気持ちを前向きにしてくれる存在がいることはとても幸せなこと。感謝しかない。
ありがとう。はなちゃん。
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