新型コロナウイルスによる買い占めパニックとオージー

じわじわと新型コロナウイルス感染が、ここオーストラリアでも広がっている。

オーストラリアでは、昨年9月から大規模な森林火災が発生し、今年に入って沈静化したものの多くの人々の悲しみが癒えないまま、この目に見えない新型コロナウイルスの恐怖にさらされている。

2月中旬に、オーストラリア国内で感染者発生がメディア報道後、日本と同じようなトイレットペーパー等の買い占め騒動がここでも発生。この買い占めにより、乱闘騒ぎが発生しそれが動画で取られ、瞬く間にSNSへ拡散され、更には乱闘罪で起訴というなんともお粗末なことも。

そんな中、3月11日にオーストラリアのWoolworthという主要スーパーマーケットの一つに方針の変更があると発表。
それが、、

以下の対象商品に関して返品(心変わりの返品)は、受付しません。

この対象商品というのが、パニック買いとなっているトイレットペーパー、ティッシュペーパー、薬(解熱剤、消炎剤)などなど。


パニック買いが大きなニュースとなり、買い占めを後悔した人の返品処理が増えて大変。っとなっているのであろうか。

ツイッターでは、この新しい方針を称賛する声が多く、買い占めた人に対して「それみたことか!恥を知れ!」と言うような意見が見られた。

恐らく大きなポイントとしては、今後のパニック買いの抑止力を狙ったものであるんじゃないかな。と。冷静になり、本当に必要な人が買える環境に戻しましょうという意識の流れなんだろうな。っと考察。

すぐに熱くなるけど基本的にはシンプルで優しいオーストラリア人の、今後の行動心理に訴えるアイデアから来た方針なのかもしれない。

果たして同じ方針を日本で打ち出したところで、買い占めパニックを抑止することになるのであろうか。

そんな買い占めパニック騒動でイライラするよりも、
この目に見えないウイルスの恐怖に怯え、不安の煽りに踊らされることなく、こんな時だからこそ、冷静になり周りの人に優しく、みんなと助け合ってこれを乗り越えて行きたい。そういう意識の流れがこのウイルス以上に広がっていきますように。

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