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結婚記念日ごとのテキストまとめ

本日ケッコンして10周年になりました。

なんとなく結婚記念日ごとにFacebookでことばを書いていたのでこちらにまとめます。読んでいて面白かったのが、2009年結婚当初の【ご報告】が一切見当たらなかったこと。式も披露宴もしなかったし…。なので2012年からはじまります。

2012年(27/25歳)

結婚記念日なのでした。4年目突入。
日々、地道に話し合い、地道に役割分担。地道に褒め合い、地道に感情吐露しあい。修羅場(育児やら病気やら)のたびに旦那さんへの信頼感が増す、そういう3年間でした。コミュニケーションって、地道で泥臭い。記念日に花買えばいいってもんじゃない。信頼は、グチャグチャしたなかから産まれるのだね。3年間で、いい意味で、私も変わり、彼も変わった。パートナーでいるということが、お互いを成長させることにつながりますように。

2013年(28/26歳)

(夫のFacebook投稿)21時前に帰宅して、寝落ちした妻の代わりに子どもと遊んでいると、とても楽しい。しかし、もっと家にいたいという願望と、仕事が遅れていく焦りと、まだまだひとりでは大した仕事ができない悔しさとで、ひどく不安になるこの頃。

(私のFacebook投稿)仕事が遅れていく焦り、まだひとりでは大した仕事を担えない歯痒さ、日々削がれる体力。娘と過ごす時間の圧倒的な楽しさと、圧倒的な単調さ。若くしての妊娠出産は、いいことずくめじゃない。23で妊娠してからずっと私が抱えていた気持ちを、夫も同じように持ち、悩んでいる。それは同じように育児にコミットしているからに他ならない。それがどれだけ支えになっているか、は、きちんと言語化したいのですが、難しい。心のなかの黒々した気持ちが昇華して前向きになれる、としか言いようがない。

2014年(29/27歳)

おかげさまで、昨日、結婚6年目に突入しました。自分の人生の限りある時間をいりさんとシェアできてよかったなあと思います。苦難も哀しみも焦燥感も睡眠不足も、喜びも、ともに。

2015年(30/28歳)

彼はこの長年変わらず、「さちを諦めたりしないよ〜」というスタンスでいてくれて、それはわたしにとってとても新鮮なことだった。ひとつの"やらかし"ですべてがゼロになるようなことなんてない、と安心して思えたことは私にとって大きいことだった。私の人生史上、家庭がここまで安心できるスペースであるというのは初めてのことで(それは親のせいじゃないです、私のせい)、戸惑いもありますが、彼と一緒に暮らすことを選んでよかったなぁと思う日々です。

2016年(31/29歳)

娘がお泊まり保育につき、2人で一ヶ月ずれの結婚記念日祝い。10年前の話、10年後の話とか、最近の仕事の話とかむすめの話とかをつらつらと。

イギリスのEU離脱、スコットランド・北アイルランドの独立機運。変わる世界と、繋がっている自分の日常。10年後の我々はきっと、予想だにしない社会のなかにいて、予想だにしない挑戦をしているんだろう。予想はできないけど、でもすでに自分の日常のなかに「起きている未来」が入り込んでいるんだろう。その日常を、あなたと一緒につくっていけるのが何より嬉しく、面白い。

あともう一つ思うのは、この世から「結婚制度」というものはなくなって、色んな人と色んなパートナーシップを築ける機会があるといいのにな…と思う日々です。その意味で男女問わず結婚したいひとがたくさんいます。私と結婚したい人いませんかね。

2017年(32/30歳)

これからも新しいパートナーシップを模索し、悩み、対話し続け、これまでになかった「あたりまえ」を創造していきたいと思います。こんなこともアリか、とか。こんなことも実現できるのか、とか。あらたな関係性を開拓し続けたいです。ひとまず直近は養子縁組or養育里親ができないか思案中!

2018年(33/31歳)

もうすぐ結婚記念日です。
(いつも日付を間違えるので先に投稿します)

オットは昔から戦略的ロジカル系イケメンだったけど(今もだけど)、今はわたしが泣いてると黙ってご飯出してくれる系イケメンにもなってて仏の如しです。

最近はムスメの同級生を、うちで預かることがとても多い。ひとりひとりの子どもの奔放な行動に苦笑しながら、でも「子どもたちみんな可愛いね」と仏のように笑うオットの横顔を見て、愛を向ける先はこんなにも拡大してゆけるんだと可能性を感じる。ムスメが産まれる以前の彼は、そもそも子どもが苦手そうだったし、こんなに穏やかに笑う人じゃなかった。

こんなにも人間って変わるのだから、離婚するという選択をする人の気持ちもよくわかる。親と距離を置いてから心が落ち着いたという人の話も、よくわかる。わたしたちはもっと自由にくっついたり離れたり、愛情を向ける先を拡大していけないのかな。

社会は急速に変わるけど、よき共同経営者でいよう。この家族という小さな組織をいい組織にしよう。核家族を拡家族にしよう。


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入谷家結婚10周年💒 2019年5月23日に入谷聡と入谷佐知は結婚して10年になります! 泣く子も黙る鬼のWEBディレクター入谷聡と、広報兼ファンドレイザー入谷佐知は、10年の月日を積み重ねました。結婚したこと自体より、重ねた日々が私達に根気と寛容さをくれました。 8歳娘の通う「京田辺シュタイナー学校」に寄付したく、お祝いしていただけませんか?10周年なので10万円の寄付をしたいです。素敵な学びの場なのですが少し財政的に不安な京田辺シュタイナー学校。彼女たちが卒業するまでに学校が潰れたらヤバイので少しでも運営費の足しにしたいです…! ※polca手数料をひいた額を寄付します。学校から領収証は発行されません。我々が代表して寄付いたしますので、あくまでお祝いとしてのご支援をお願いします🙏 ※もし10万円を超えた場合は、近くのスーパーでパックのお寿司を買ってお祝いしたいです。 - polca(ポルカ)"次の10年もそれぞれの人生を尊重して生きていきますー!"を支援のおかえしとして受け取ることができます。polca.jp


**おまけ**

2009年結婚当初の写真が1枚だけ存在していました。わたしはこの写真を撮ったあと10キロ痩せて現在の体重になります。笑


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入谷佐知さっちん
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