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レッスンレポート:長本和子さん「イタリア、マンマの台所」、中部イタリアのパスタ(2021.05.17)
「パスタを見ると、その土地の風土や歴史が見えてくる」と、長本さん。
イタリア料理は、郷土料理。「その土地でとれる食材で料理をつくる」のが基本。
特にパスタには、使う粉やソースの材料、チーズの種類、油脂などに、その土地ならではの特徴がよくあらわれているのだそう。
今回テーマの中部イタリアは、軟質小麦の産地。小麦粉(日本でつくるなら中力粉)に塩、オリーブオイル、水(ぬるま湯)。それだけを材料に、生地をこねて延ばしたら、形状をさまざまに工夫。
形が変わるだけで、びっくりするほど食感が変わり、ソースとの絡みぐあいも違います。楽しい♪
しみじみ感じるのは、“マンマの愛情”。
決して贅沢とはいえない材料でも、知恵と工夫で絶品の料理に。
「愛情たっぷりの食事を家族に食べさせたい」というマンマの思いがベースにあることを、さまざまにユニークな形のパスタを見るたびに実感し、心がポッと温かくなるのでした。
Menu
・ピーチと にせものソース
・ストロッツァプレーティ 海の幸のソース
・鶏の悪魔風
●次回は6/20(日)10:30〜「プーリア州の夏料理」です。