職員採用試験

私は、とある地方の経験者採用試験を今回を入れて2回受けました。
前回は、やっつけ仕事のようにやって、最終で不合格。
今回は、決めてから、オンラインで面接やエントリーシートなどの指導を受け、時間があれば復習してきました。
でも、最終で不合格でした。
前回も、今回も、一次は試験を受けた人全員合格、二次試験もおそらく受けた人は全員合格、て、肝は最終試験なのだと。
今回は頑張ってきたので、最終試験も諦めず気を抜かずに面接をしていきましたが、最初の10分程度で私は、ダメだなとわかりました。
すると、発表をみると、二次試験合格者から最終合格者を引くと、5人しか不合格ではなく。
あ、これは、エントリーシート、二次試験ですでに決めていたなと、これは私の今までの経験からの勝手な感です。
今回は、自分がうつだったことや、親の介護、職歴の多さに短期離職の多さ、そして年齢。
全てが不利に働いたと思いましたし、たいしたことしていないということで、いらないとなったのでしょう。

2年連続で、不合格になることもかなり予測をつけつつ頑張ってきたので、前回より落ち込みはやや少なめ。
でも、あー、人生詰んだなと感じました。
このまま、正規の職員にはなれないんだなと。

そして、いろんなことを考えていくうちに、私は、どうしても公務員になりたいんだと改めてわかりました。

私は一番最初に勤め、一番長く勤めたのが公務員。
そこで、今ならかなり問題になるような、異動先での毎日日付が変わるまでの残業、そのとうじは子どもは2歳で、父が倒れたことで在宅介護の手伝いもあり。
ついにうつを発症し、2回も休職し、もう戻れないと退職しました。
ほんとなら、就職当時から福祉の部署にと願っていましたが、叶うことはなく、ならばと、通信制大学で資格も取りましたが、2回目の休職で、公務員としての福祉の仕事をあきらめ、民間のところに行く決心をしました。
介護、看護助手、障害福祉サービス事業所、病院のワーカーなどなど。
でも、非常勤が多く、体調も何度も崩し、とにかく働ける時にいろんなバイトもかけもちしたりしました。
そうして、今、とある街の非常勤として働くまでになり、そこで、公務もどりたくなったのです。
できれば、当初からの目標である福祉職をと、試験を受けましたが、そりゃ、若くて歴があり、私みたいにいろいろ短期離職して年齢もかなり高いなら要らないでしょうね、ましてや病気した人なんて。
だから、悔しい。
もっと若いうちに今くらい働けるようになりたかった。
こんなにたくさんの職歴を作るのではなく、ずっと働き続けたかった。

でも、私の年齢では、障害者枠もほぼないのです。
あえていうなら氷河期世代枠。
しかし、今の非常勤の他に、他の街で障害者枠の非常勤も受けて合格をいただいたのです。
面接官は8人ほどいました。
素直に、私は病気や障害を隠して、体調に合わせて今働いているが、隠さずに働きたいのと、もう少し長い時間、働きたいと話したのがおそらくよかったのだと思います。
また、その街の近くには、支援してくれる頼もしい方の存在や、きちんと治療は欠かさず受けていること、過去の公務についても話せたこともよかったのだと思います。
だから、ほんとならいいかげん障害を隠して働くのは嘘つきみたいで辛いので、隠さずに働きたいです。

もう一つには、うつになるくらい大変でしたが、その街に長年住んでいたにもかかわらず知らないことを知る機会をたくさん与えてもらい、仕事をすればするほど、この街を誇りに思えたのです。
公務だからこそ、そこの活かせるものを活かすための事業にとりくんだり、時にはコロナの時のように、みなさんを助けるために努力し協力して、その街に貢献できること、この街に足りないものを探して取り組めることも魅力でした。
苦しかったけど、やっぱり今でもいい思い出の方がたくさんあり、戻りたいです、公務に。

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