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ヨガの視点から考察「リュックが前デフォルト」の効用

私は一応ヨガの先生なので
姿勢には一般の方よりも、意識が向くほうだと思います。

そんな中、私は日常的にリュックを前にしょっています=「リュックが前デフォルト」=「前デフォ」です。そうすると、良いことがいくつかあります。


① 電車で邪魔じゃない
車社会の方にはあまり関係のない話かもしれませんが、混雑した電車の中では前デフォが、ひと昔からマナーになっています。東京では電車移動が基本の私には、便利です。

② ものを取り出しやすい
これも電車移動の時に多いと思いますが、財布を出したり、携帯を出したり、飲み物を出したり、移動中にも何かと鞄の中身に用事があるもの。用がある度にリュックを下ろして、また背負って、ということをせずに済むのが、前デフォの便利なところ。横着な私にはもってこい!なところ。

③ 姿勢が良くなる
冒頭文の件です。
厳密には、姿勢が良くなるというよりは、姿勢が前かがみになりにくい、です。リュックを後ろにしょうと、人の体は自然にそれに抵抗しようと、前かがみになる。重くなればおもくなるほど、この作用が働きます。そうすると、ますます前かがみになる。

人の姿勢は、生まれたときは、特に異常がない限り&基本的には、背骨を軸にまっすぐに出てきているものですが、日常生活の動作やくせ、ひいては、老化で前かがみ&肩も内向きに巻き肩になりがちです。重いリュックを日常的に背負っていると、これを加速します。専門家が、小学生の重いランドセルを警告するのは、これも一因です。

前デフォなら、逆の作用が働くので、人の体は重みに反発して、後ろに反ろうとします。この時、反り腰にならないように、骨盤底筋をぐっと引き上げて、腸腰筋を働かせるのがコツなのですが、うんちくはさておくのは、私もそこまで細かく意識しているわけではないからです。あくまで自然の作用に頼る程度です。


①と②もメリットは大きい。
そして、ヨガをやっていると、必ず自分の体に敏感になるので、実は③の作用が、私は一番メリットだと感じてしまいます。

「後ろデフォ」派のために、一つだけデメリットを挙げるとすると、前デフォは、階段を下りるときに、階段が見えにくいです。転げ落ちないように気をつけましょう。


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