サチエ / Planner, Contents Director

Webコンテンツの企画やディレクションをしています。 外で聴く音楽やお酒の楽しい場所が好きです。 #企画考えるの好き

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最近の記事

モノの流れを体感できる時代

Amazonで「あ、近くの配送店到着した!」とか、UberEatsで「いまあそこの信号で止まってるんだ」とか、注文した商品がどこにあるのかをリアルタイムで確認できる。 いまでは当たり前だけど、初めて体験した時は、凄い時代になったなぁなどと感動したものです。 もう半年近く前に、結構これすごい発明だなと思ったのが、毎回面白い誌面づくりをしている、雑誌『広告』Vol.415(特集:流通)の表紙。それがこれです。 何が面白いかと思ったのか、表紙がダンボールだからではありません。そ

    • 今週のBGM

      Delta 5「Mind Your Own Business」 AppleのCMで耳にして、思わずShazamした曲。CMもさすがApple!ですね。CMのフルバージョンがYouTubeにありました。 Hercules & Love Affair「Change EP」 有能なSpotifyのおすすめで勝手に流れてきて初めて知りました。特に「Change」「My Offence(feat. Krystle Warren)」が好きです。いかにもフロアウケしそうだなと思ったら、W

      • そのインサイトは作られたものかも

        よく企画書に「インサイト」という言葉を見かけます。定量、定性調査が元になっていたりするのだけれど、「ユーザーが本当に求めているものはそれなんだろうか?」と思う事が、ここ最近増えたように感じたので筆をとった次第です。 カスタマージャーニーは万能ではない事実インサイトと一緒によく使われるカスタマージャーニー。インサイトとカスタマージャーニーは切り離せないものだと考えているので、少し触れさせてください。まずは“認知”すること、そして“欲求”が“行動”を起こす一番重要なフェーズだと

        • 2021年、そごう・西武の広告が希望を告げて始まった。

          昨年の新聞広告「さ、ひっくり返そう」は、とにかく目からウロコな仕掛けでした。今年一番楽しみにしていた正月広告もやっぱり、そごう・西武の広告でした。 大きく一歩を踏み出すための正月広告Twitterのタイムラインに流れてきた新聞広告。画像が大きくなかったので、「え?」が最初の印象。ただ、よくよく読むと「おおぉ、なるほど」となりました。 「百貨店が売っていたのは、希望でした。」 史上最高難易度と言われていた2020年クリスマス、そして2021年お正月。 「何をつたえるか?」

          近年で一番印象に残ったクリエイティブ

          迷わずこれでした。 「人間まるだし。」 NA:美しい時代です。 誰もが「正しさ」に燃え、 「正しくない」表現を炎に包む、 美しい時代です。 思い切った表現が、 どこかで「正しさ」の壁にぶつかる この時代。 コンプライアンスという言葉に 塗りつぶされるこの時代。 私たちは今、 とても美しい時代を生きています。 でも。 人間のありのままを見せることは 罪でしょうか。 人間には、見たいものがある。 見るべきものがある。 人間のおかしみも、 かなしみも、 希望も絶望も、 そのすべて

          近年で一番印象に残ったクリエイティブ

          シンプルだからこそ、きちんと見せよう

          9月って、防災関連のコンテンツをたくさん目にするのですが、Twitterの広告で流れてきたのが「地震10秒診断」。地震保険を啓発するいくつかの社団法人で作ったLPです。リンク先は「地震保険」を説明する特設サイトです。 改めてLPって、きちんと整理して、分かりやすくしないとなぁと再認識させられ、これは良い参考例だと思いました。個人的に良いと思った点を3つまとめてみました。 1.自分ごと化まず最初に、四の五の言わずに「現在地で診断!」と促されます。 クリックしないと、他のコン

          シンプルだからこそ、きちんと見せよう

          いまの時代にちょうどいい企画

          私のいま持っている名刺の肩書きには「Webディレクター」と書いているのだがしかし、ワイヤー書くの得意じゃないし、ましてやデザインなんてとんでもない。このサイトかっこいいなぁとか好みはあったとしても、WebGLを使っているだのなんだの技術的なのもからきし。 私が日ごろしていること、クライアントの本当の課題がどこにあるのかヒアリングすること、その課題解決に一番近づけそうな企画を考えること、そして、結果分析をすることだ。そんなこんななので、私が気になるコンテンツにはとても偏りがあ

          いまの時代にちょうどいい企画

          企画書どう書いているの?の参考に…

          私は毎週多くの時間を企画書を書くことに使っています。 普段、こういう仕事していてもあまり他人の企画書を見るという機会は、ほとんどありません。昔、本屋で平積みされていた本で、社内提案用に作られた有名企業の提案書がまとめられた本なんかは、さほど本を読まない私でも隅から隅まで何度も目を通しました。 上手な企画書の作り方といった書籍は、結構見かけるのだけれど、今でもそんなに実際に使われた企画書がまとめられているものは、そう多くはないですよね。 しかし、先月いいの見つけました!

          企画書どう書いているの?の参考に…

          なんでもない日、幸せの匂い -アイディアの可能性-

          ひとまずこちらを御覧ください。 多くの人の記憶にある「家」での風景。 そこには、昔も今も同じ空気が流れている。 それぞれの家の「時計」が家族の風景を見つめ、時を刻む。 しかし、いくつかの家族の風景を描きつつも、そこに人間は登場しない。 「当たり前の風景だからこそ尊い」というメッセージは、保険会社にとってはとても強いメッセージ。 なんでもない日。 かけがえない日。 守りたいことがある。 「なんでもない毎日」とせずに、「なんでもない日」としたのか? 勝手に考えるに、それだ

          なんでもない日、幸せの匂い -アイディアの可能性-

          ペルソナって、みんなどうやって作ってる?

          まず、ペルソナやカスタマージャーニーマップが必要かどうかはまた別のお話ということで…。 ここ2年くらい、ペルソナとカスタマージャーニーマップを作ったり、それらをにらめっこしながら案件を進めていた時間が長かったので、備忘録的にnoteに残そうと思いました。 1. ペルソナが必要だった訳どんな施策でもその後うまく案件を進めていけるかどうかは、社内チームメンバー及びクライアントと“共通言語”で話をし、極力ブレを少なく最終イメージを関係者が共通認識として持てる「スタート地点」を作

          ペルソナって、みんなどうやって作ってる?

          “共感”という言葉の危うさ

          共感されれば万事OK?3、4年くらい前から、打ち合わせでよく出てくるようになった“共感”という言葉。 “ターゲットに共感されるコンテンツを”とはよく言われるのだけれど、そこだけを目指してしまうと、場合によっては本来の目的には緩くて刺さらない、もやっとした企画やコンテンツになることも多くある。 たしかに共感されることは大切なんだけど、じゃあ普段観ているドラマや映画なんかは、共感だけしたくて観ているの?(というと、ちょっと大げさ) とまぁ、そんな感じで、常に共感されるものだ

          “共感”という言葉の危うさ

          [メモ] 今すぐ使える!プレゼン素材活用術セミナー

          一番印象に残ったこと共有した「情報」は忘れやすい。 共有した「世界観」は忘れにくい。 この勉強会、これを実感できたなら、それだけでも充分だったと個人的に思いました。 だからこそ、世界観を投影しやすく、イメージに残りやすいビジュアルってとても大事ってことです。(個人的意訳) 1. なぜプレゼンに素材を使うのか?(Keyword 見せ方)①「納得感」  世の中は“っぽさ”を求めている(残念ながら。しかし事実として) ②「臨場感」   “目の前にあること”の重要性(人は目に見

          [メモ] 今すぐ使える!プレゼン素材活用術セミナー

          機能性をつたえるか、エモをつたえるか

          夏ごろだったか、テレビから流れてくるアヴァランチーズの曲がかかるCMに目を奪われ、そして翌々日にTwitterでナレーションが石野卓球だと知り、CMのおじさんが如くさらに小躍り。 完全に個人的趣味としてもとても好きなCMが、いまのCR-V「オープンマインドビークル」篇。 なにが好きだったかそうアヴァランチーズや石野卓球が好きだったということが入り口ではあるけれど、ナレーションの言葉、CM全体に流れる運転することの楽しさが伝わってくる映像に、完全に心を射ぬかれました。 思え

          機能性をつたえるか、エモをつたえるか

          書くのが苦手な私が書く理由

          こんにちは。Webディレクターやってます、サチエです。 このアカウントもnoteが話題になりはじめた頃にとってみたものの、これまで一度も書かずに放置されたままでした。 密かに憧れていた人 この仕事をはじめてからは、ブロガーさんとお仕事をすることが多かったり、気づきを与えてくれるマーケターさんたちのブログや、“面白さは正義”なブログなど、憧れのブログは数多くあったのだけれど、一番身近に影響を受けたのは元同僚ふたりのブログでした。 そうこの人たちみたいな“基地のような場所”

          書くのが苦手な私が書く理由