なぜ?一般経営者が想いだけでNPOを立ち上げたのか③クールなヤツ
久々のテーマ
「なんで?普通に商売する方が儲かるし楽でしょう」
去年、そんな問合せをされた。実質そうだ。普通に商売するっていうのは「この商品(サービス)を売るための戦略を考える」と単純だ。利益率やら考えていけばよい。ハッキリ利益を求めるのは嫌いではない。でもこの問いに応えるとしたら・・・
「これまでの経験かな?」
ふわっとした答えだけど、本当にそれ。
立ちあげたからには想いもしっかりあるが、その想いに到達したのは「私の生きてきた道での経験」
ただただ数字と向き合うのもきらいではない。が、その先に本当に喜んでくださる方がいることが見えたからだし、私はエステティックという仕事の素晴らしさも知っている。そして、幼少期から持つ「対人スキル」がこの仕事になった理由だろう。
そのスキルを磨いてくれたのは、まあまあ経験させてもらった人生と幼い時からの物事の考え方かもしれない。
先日終戦記念日にふと思い出したのは、小学生の時に広島原爆記念館に訪れた時の一コマ。
みんながキャー、怖い!という中で一人「怖いって言っちゃダメ!こういうことは生きている私たちが見て感じてちゃんと伝えていかないといけない。じゃないと戦争は良くない事伝えられないよ」と女子たちに伝えていたことだ。
今思えば、なんてクールな奴(笑)
こうした物事の考え方がきっと今のNPOを立ち上げ、24時間相談やひとり親・困窮世帯の方の支援につながっているんでしょう。
そして、NPOだからボランティア活動でやりましょう!と私は思わない。
利益商売ではないから儲けるためにしているわけでもないが
「誰かの笑顔が見たい。一人じゃないって言いたい」が団体としての利益だ。一人ではないと思える事で
もっと頑張って働けるようになったり
親が子育てもしやすくなったり
自分の両親は、、、って子供が悩みを言えたりする。
もちろん深刻なDV被害者も保護できる。
ただただ利益を追いかけ手法を考え大きくする会社も楽しいがもう十分楽しんだ。余生は確実に短くなっている(といってもまだ生きるはず(笑)そして、こうした経営脳(というほど大したやつではない)も活かし、これまでのNPO経営者とは変わって捉えられると思う。NPOという団体として寄付や応援してくださった方に「しっかりと現実を伝え、どのような成果がでている」ことを伝えていくんだろうね。
私はこれからきっとこれまで歩んできた人生の「恩送り」になっていくんだろう。私が受け継いだ恩を誰かの笑顔になれば幸いです