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まっすぐな光 愛と笑いのベル②
野生味溢れる柴犬女子、
元気でポジティブだけど、
実は繊細で、気合いで乗り切る、
無二のパートナー、ベル。
愛と笑いのベル
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ベルは小柄で、小型赤柴だけど
豆柴、とよく言われた。
毛色はオレンジと金色に近い茶色。
背骨の真ん中、両脇の毛が白く、
羽のように見えて、ショップのおねいさん
やトリマーさんが
天使の羽を持っていますよ、と言って
くれたが、私の母は
これが?天使な訳がない。
この暴れん坊、この子は
野武士です!
と言っていた😅
幼い頃から5才くらいまでは
特に人懐っこくて、
会ったことがあり、話しかけてくれた
人を見ると、
ヒャッハーと飛び上がって喜んだベル。
人には感情の波があるので若干、塩反応でも、
ベルはヒャッハーと踊り、相手が去って行くと
ベルは振り返って見ていた。
反応が‥‥な、人や犬同士でも
ヒャッハーと飛び上がるので、こちらが
ちょっと切なくなる。
けれどもベルは気にしていなかった。
散歩道の途中で、
若者が居住するアパートがあり、
ある日、幸せそうにイチャつく
若い男女がアパートから出てきた。
2人にベルはロックオン。
目の前で笑顔でお座り。
すると、彼女が
かわいい、かわいい♡と言って
彼の方も笑顔で。
ベルは2人の幸せオーラを纏って
散々、自分のポジティブオーラを
振り撒いて、ロックオンした若い2人に
かわいい♡と褒められて大満足。
ベルは本当に人の顔を見るのが好きだった。
通勤途中の見知らぬおじさまの顔を
覗きこんでヘラヘラしているベル。
おじさまもベルを見て、
ベルの気楽さ、無邪気さに、
思わず笑顔になってしまう。
笑顔を見せてくれたのが嬉しくて
ベルはしばらく、おじまさの背中を
見つめ、お見送り。
本当に無邪気だったベル。
甥が15才の時、初めてベルと会った。
優しい、野球部のお兄ちゃん。
ベルは一目惚れ。目がハートだった💚
甥の顔を見たくて、散歩にならない。
目の前に座って、目をキラキラさせている。
少し歩いては甥の前に座り、目をキラキラ。
家に帰ると、甥の膝に乗っていた😂
ベルの永遠の彼は、甥だった。
ベルが旅立つ前日、甥が会いにきてくれた。
甥にとって、思春期で色々と辛い時期を
支えた祖母(私の母)とベルは
大切な存在で、今はセピア色の思い出。
コントみたいなエピソード、
散歩道に大型犬のいる、家の前を通る。
先輩はかなり貫禄がある。
ベルが静かにしれーっと
通り過ぎる時、チラリと横目を使うものの、
先輩は見て見ぬふりをしてくれる。
たまに、先輩の姿が見えない時があり、
怖いくせにベルは覗き込む。
先輩に怒られるからやめなよ!
と私が言ったその途端、
延長リードで門の近くまで、
勢いよく、低音の迫力ある声で
吠えながら、先輩が来たー😨
ベルは恐怖のあまり
一回、のけぞってから笑
小走りになる。
怖いもの見たさはやめなさい、
と私はベルに注意するが、
定期的にやめられないらしい。
たまには思慮深くなります。
いえ、ベルは
お腹すいたな、と思っているだけ笑
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つづく