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#14.古民家再生にむけてー未登記物件をもらった話ー

こんばんは!
ローンを組もうと思ったら未登記物件だという事が判明し、登記に奮闘しているさちです。


今回は登記完了までの記録を残しておきます✍️



登記の依頼をしたのは2023年の8月頃でした。
私は2023年4月に出産していて、絶賛育休中のため常に家にいました。土地家屋調査士さんは暑い中3〜4回ほど足を運んでもらい、測量や書類回収、現状報告などをしてくれました。



登記するための必要書類

工事完了引渡証明書
印鑑証明書
建物確認通知書
建築代金の領収書
所有者の住民票
所有者の登記委任状
検査済証または工事請負契約書など

またよく分からない書類がたくさんありまして…
最初に確認したのが、持ち主の祖父でした。うちの場合、自己資金のみで建てていて建物に関する書類がありませんでした。

次に土地家屋調査士さんに言われたのは、この建物を建てた大工さんに証明して貰えたらいいとのことでした。祖父に大工さんを確認をすると、もうとっくに亡くなっているとの事でした。


60年以上前の物件なので大工さんも健在だったらまたすごいことですよね。


最後の手段は役所で建物を把握している事がわかる書類?をもらう事でした。土地家屋調査士さんが慣れているようで、役所での書類集めは全部やってくれました。


私が用意したのは印鑑証明くらいでした。
法務局へ行くのも全てお任せでした。


登記の際に贈与へ

土地家屋調査士さんのアドバイスで、祖父が97歳と高齢であり後々は相続登記になるため、未登記なのであれば贈与で私の名義にした方が登記が1回で済むのでいいという事でした。

これがすごく良かったと思っています。祖父は97歳でめちゃくちゃ元気でした。耳も聞こえる、ボケてもない。農作業もやるし、なんなら育休中の私の分のご飯まで作ってくれるし、ひ孫のお子守りもしてくれるくらいピンピン。



そんな祖父なので、未登記の話もして登記の際に祖父ではなく、私の名前で登記させてもらいました。祖父が健在だったので家の事情も聞けたし、本人のサインもかけたので手続きが比較的スムーズでした。


これが持ち主が亡くなっていたり、寝たきりだとまた事情が変わっていたと思います。


祖父にも協力してもらい2023年10月には無事に登記も完了し、私は一軒家を手に入れたことになりました!笑


実は違法物件でした

登記をすると1つ大きな問題が浮き彫りになりました。それは、物件が公用道路の上に建っているという事です。公用道路と言っても昔の道なので今は影も形もありません。ただ図面上では「道」と書かれた場所に家が建っています。


祖父に聞くと、確かに昔は道だったけどかなり昔の話だと言っていました。道が使われなくなったので、そこに増築した形で家が建っていました。


60年以上そのままなのでなんの問題もありません。ただ1つ問題がありした。土地家屋調査士さんによると、公用道路に勝手に建築された違法物件とみなされてしまい、銀行から融資が受けられないということです。



道の部分を町から買う事はできるみたいですが、それなら自己資金でリフォームした方が良いという土地家屋調査士さんからの助言でした。


確かにまた面倒な事はしたくないし、できればローンは組みたくないとも思っていたので、あれこれ考えず自己資金がシンプルかなと改めて思いました。


まとめと総額

2023年8月
融資相談をきっかけに未登記だという事が判明。2023年10月
祖父から私へ贈与という形で登記完了。
登記したら公用道路に建物が建っており、融資は受けられない事になった。

約2ヶ月間、土地家屋調査士さんにはお世話になりました。全部ひっくるめて15万ほどの費用でした。本当に祖父が元気な時に手続きが完了できて良かったです。実はこの2ヶ月後に元気だった祖父は病気で他界しました。またこの話も書きたいと思います。


本日はここまで読んで頂きありがとうございました!また読んでくれると嬉しいです。応援コメント待ってます。笑



さち


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