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占いの上手な活かし方

今日は月曜日なのでメルマガを配信したのだが、夏休みということで、何人かで集まったときに楽しめそうな心理テストの紹介をした。心理テストと言ってもガチ検査のようなものではなく、ファッション雑誌などに載っていそうな楽しむタイプのものだ。

そこで、根拠のない心理テストでもあたったと思ってしまう理由について少し書いた。


①バーナム効果(自分だけでなく誰にでも該当しうる曖昧な表現や記述にもかかわらず、まるで自分のことを言い当てられているように感じてしまう心理や現象)
「最近人間関係のことで問題がありませんか?」と言われたら、多くの人が当てはまる!と思ってしまうだろう。

②確証バイアス(認知バイアスの一種。無意識に自分の思い込みや願望を強化する情報ばかりに目が行き、そうではない情報は無視または排除してしまう傾向)
『恋は盲目』もこの一種だ。この人と私の関係は、今絶好調!と思い込んでいる時に、相手の男性が知らない女性と、親しげに話しながらカフェに入っていくところを見たとする。その彼が、次のデートの時にちょっとしたプレゼントをしてくれたら、「やっぱり私のこと大切に思ってくれているんだ」と嬉しくなり、「あの時の女性とは、きっと打ち合わせか何かだったのだろう」と疑問をなかったことにしてしまう。
もっともこの種のことでは、確証バイアスはかからずに、疑って不安になる人の方が多いかもしれないが。


このような心の仕組みがあって、当たっているように『思わされる』ことが多々ある、ということを理解したうえで利用することで、心理テストや占いはとても有益だと思う。当たっているかどうかは全く重要ではない、とまでは言わない。私は占いが大好きだし、信頼している占い師さんが何人もいる。
ただ、占いの結果を有益なものにするかどうかは、結果をどう受け取ってどう自分の行動や生き方に反映させるかによると思っている。行動を最終的に決めるのは自分だ。言われたことと自分の行動や考え方などと照らし合わせた時に、今までのやり方や考え方でうまくいかなかったことに関して、考えたこともないような角度から助言をもらったら、その助言を取り入れたいかどうかを考える。明らかにいい結果に結びつきそうな時もあるし、わからないけれどやってみる価値があると感じるかもしれない。

それは、自己啓発本やハウツー本などを読んで、自分ができていないことや、言われてみればそういうやり方もあると思えることなどを、実際自分がやってみたらどうなるかイメージしてみて、取り入れるかどうか判断するときに少し似ている。バーナム効果で、よりピンポイントに自分に向けられた問いかけやアドバイスだと感じたら、なおさら自分事として取り入れやすくなるだろうし、そうすれば結果にもつながりやすくなるだろう。

一番よろしくないと思うのは、心理テストや占いの結果に振り回されて、パフォーマンスやモチベーションが下がってしまうことだ。そもそも、自分が前向きに、幸せになるためにそれらを利用しているのではないか。それなら、そうなるように情報を取捨選択して、自分の意志と責任で、自分の人生に活かして行かなければ。

そんな私の今日の1枚はこれ。


『予期せぬ訪問者』
不測の事態を予測できるなら、奇跡も期待できます。

不測の事態が起こる、ということを予測することができたら(ややこしい・笑)、予想もつかないような出来事が、予想したり願ったりした通りではなかったとしても、素晴らしい奇跡のように起こるだろう。


思った通り事が進まなくても、結果的に思いもよらない形でよい方に事態が進んでいくこともあるのだから、あまりきちきち計画を立てて何かを成し遂げようとしなくてもいいのかもしれない、と私はとらえました。
あなたならどうとらえますか?

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