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早期回想にハッピーエンドのオチをつける

受講していたグリーフ専門士の講座の認定課題で、早期回想の実習レポートに取り組んでいる。

昨日私が語る側になった際に出したエピソードは、4歳くらいの時のものだった。
早期回想のセッション内でのことはここには書かないが、エピソードは次のようなものだ。

家族と外出した際(親戚もいたかもしれない)、ビルの上層階に上がるためにエレベーターを待っていた。私はとても楽しい気持ちで、ひとりでくるくる回ったり、スキップをしたりと遊んでいた。
ふと気づくと、周りには誰もいなかった。楽しかった気持ちが一気に不安と恐怖に塗り替えられ、このまま家にも帰れない、お父さんにもお母さんにも会えない…と、絶望感でいっぱいになった。
でもそれはほんの短い時間のことだったと思う。気づくとエレベーターの扉が開いて、父が降りてきて「何やってるんだ」と言った。

このエピソードは実は長年私の中にとても鮮明な記憶として残っていて、たびたび思い出されるものだった。なぜこんなに思い出すのかずっと不思議で、早期回想を学ぶ前からその意味を何度も考えてきていた。

今回話してみて、色々と気づいたことがあり、今私が抱えている課題にも繋がった。その解決策の一つとして、このインナーチャイルドのメッセージとも言えるエピソードに、ハッピーエンドを加筆しようと思う。それによって癒しが起これば、この記憶自体の印象もガラッと変わると思うからだ。

気がつくとエレベーターの扉が開いて、父が降りてきて「何やってるんだ」と言った。
父は私の頭を優しく撫でて、「ごめんごめん、ちゃんと確認して、手を繋げばよかったなぁ。びっくりしただろう。」と言った。そして、「さあ、早く行こう!楽しみにしてたんだもんな!」と手を繋いでエレベーターに乗せてくれた。

こんなやりとりがあったのかどうかは、残念ながら記憶にない。しかし、きっとこうだったに違いない。(いまさら父に聞いても覚えていないだろうし。)ここに書くことで、私のインナーチャイルドに届くといいなと思う。

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