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「子ども」か「コドモ」か

2023年のWHOの発表では、世界的に「6人に1人が不妊」とのことです。

この数値は、「高所得国」だろうが、「中所得国」だろうが、「低所得国」だろうが、すべての「人類」が同程度の割合で、「6人に1人が不妊」。
だそうで。

つまり人類、というものは、金持ち、貧乏、に関わらず「6人に1人は子どもができない可能性が高い」とのこと。

ほほう。

子どもを授かることができる確率がそれほど高くない上に、授かった子どもが無事に生まれてくる確率も100%ではない人類の生殖というのは、お先真っ暗じゃね? 
こんな数字を見たら。

でもですね。

なんかワクワクすっぞ。

コレって「人類滅亡」の兆しじゃね? 
いろんなSFコンテンツで描かれてきたけど、今の世の中って、もしかしてワタシが昭和のティーンだった時代に想像していた「ディストピア」そのものじゃね? 「ディストピア」待ってました! カモン!

という。

「少子化」は「ディストピア」である。

「子ども」がいない社会を想像してごらん。
イマジンオールざピーポー。

「子ども」が嫌いな人は結構多い。
昭和なワタシが生きてきた中で、「子どもが嫌い」という人、めちゃくちゃ多かった。なんで子どもが嫌いなのか?という話をしたら鼻で笑われたこともあった。

それぐらい「子ども」とか、「子育て」とかが嫌われてたのかしら?
アタシは「空気読めない」人間だからわからないけどね。

「子どもがいない社会」というものは、子ども嫌いな人にとっては快適なのかもしれない。

だけど、「子どもが嫌いな人間」というのは、社会の仕組みを知らない「コドモ」である。というのも事実。

実在する「子ども」よりも随分とやっかいな「コドモ」。

実はワタシ自身、社会の仕組みを知らない「コドモ」であった。
かつては。

実在する「子ども」を、3人産んで育てることになる前までは。

「子ども」が嫌いな人。めちゃくちゃいっぱいいるよね。
てか、世の中の90%ぐらいの大人は「子ども」が嫌いだと思う。

じゃなかったら、ベビーカーが蹴られることはない。
妊婦が腹を殴られる事件なんてない。
電車の中で小さい子どもが大声を出してる時に「チッ」という舌打ちをされることはない。

みんな嫌いだよね? 子ども。

それってさぁ。

あんたが「コドモ」だからなんだよ。
かつて、自分が「コドモ」だったからわかる。

別にさ、「コドモ」のまま生きてもいいんだよ。

少子化と言われるニッポンでは「コドモ」のままで生きられるんだからさ。

この先の「未来」を何も考えなければさ。

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