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偏差値60以上の世界。

ワタシの3人の子ども達は、四肢があり、かつ両手足の指が5本ずつあり、それを動かすことができる神経と筋肉を、生まれつき持っています。

ワタシの3人の子ども達は、視覚と聴覚を、生まれつき持っています。

ワタシの3人の子ども達は、言葉を音声として発することができます。
生まれつき音声言語によるコミュニケーションをすることができます。

ワタシの3人の子ども達は、自分で排便ができます。

ワタシの3人の子ども達は、自分で食事と着替えができます。

ワタシの3人の子ども達は、文字を識別し、文字を読み、文字を書くことができます。

ワタシの3人の子ども達は、色を識別することができます。

ワタシの3人の子ども達はすなわち「エリート」です。

ワタシは、3人の子ども達が幼い頃から、ずっと言い続けています。

あなたたちは「エリート」なのだと。


「エリート」には責任がある。
「エリート」ではない人の面倒を見る大きな責任がある。

フランス語で「ノブリス・オブリージュ」とかなんとか言いますけど。
日本にはあまりなじみがないので、渋沢栄一先生の『論語と算盤』なんかを参考にするといいかもですけども。
とにかく。

恵まれた「エリート」は、恵まれてない「エリートではない人」の面倒をみる「責任」があるのです。社会的に。という話。

さて。

ワタシとしてはウチの子は「エリート」だとずっと思ってきたんですよね。

だってすごいじゃん。

身体が健康。
もうそれだけで。
ウチの子は「エリート」であると。

それがですね。

「学力」というふるいにかけられる機会が多すぎてさ。
めちゃくちゃ疲れた。

もうよくね?

健康、ってだけで、すでにめちゃくちゃエリートじゃんねぇ?

この少子化の時代だよ?

健康な「エリート」が無茶な勉強してゲロ吐くの見たくないんだよね。

勉強には、向き不向きがある。
向かない人は無理しちゃダメ。
無理したら絶対ゲロ吐くから。

偏差値60以上の世界?
って誰が言い出したのか知らんけど。

ひろゆきが言ってたな。宮台真司も言ってたな。

「偏差値60以上の人間じゃないと理解できないことがある」と。

ほほう。

偏差値。
ウチの子は偏差値71だったけど。

引きこもって最低の成績でギリギリで卒業したんだけどさ。
マジで、なんの意味も感じねぇ。偏差値。

今となっては。

偏差値60以上じゃないとわからない話って? ハァ??

ただの数字信仰じゃんねぇ?

マジ意味わかんね。

偏差値、とか。受験時オンリーにしか使わねぇ数字をですよ?
わざわざ(受験生でもなくなった)大人になってからも、出してくる人たち。なんなん?
マジでなんなん??

永遠の受験生なんか?おまえら?

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