こんにちは。
幸紗チサ(さちさちさ)です。ご訪問ありがとうございます!
この記事は、こちらのマガジンの記事です。
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今年は元日より大地震が発生し、改めて防災の重要性について考えさせられる幕開けとなりました。能登半島地震の被害に遭われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
さて、今回は私自身の防災に対する理解を深めるため、がん患者本人の視点で防災について学んでみました。この記事が皆さまにとっても、防災について興味を持つきっかけになりましたら嬉しく思います。
では、どうぞ!
はじめに
この記事の内容は、引用の文章を含め2024年1月時点のものです。また、特定の組織や団体を代表するものではなく、個人の学習に基づく記事です。そのため、この記事の情報の活用はご自身の責任においてお願いいたします。
実際の災害時の最新の確かな情報源として、お住いの自治体、報道機関、医療機関など、信頼できるアカウントやWEBサイトを、事前にフォローやブックマークしておくことをお勧めします。
また、この記事で参考にしたサイトも記事中に掲載していますので、必要に応じてご活用ください。
災害への備え
情報・通信手段の確保
災害時に備え、ラジオ、スマホ、携帯電話、パソコンなど、情報・通信手段の確保は大切です。万一電話が混線したときに備えて、LINEなど通話機能のあるSNSアプリを入れておくのも有効だと思います。情報・通信手段には念を入れて、複数持っておくとより安心!
参考までに、LINEの緊急時の使い方を調べてみました。なんと、LINEは東日本大震災の経験を基に生まれたアプリなんですね😃
また、情報・通信機器の充電手段の確保もお忘れなく。これも普段お使いの充電器(モバイルバッテリーなど)をはじめ、手回し式充電器、ソーラー式充電器などを用意しておくと、より安心だと思います。手回しは私も持っていますが、結構な労力とのこと💦災害時は充電も普段通りにはできないと思いますので、情報収集と節電を上手に両立させたいところです。
治療についての情報
災害時は、私たちのかかっている医療機関で治療を受けれらるかどうか、わかりません。そのため、病名や受けている治療についての情報を残しておくと安心です。お薬手帳には、お薬の情報以外にも個人情報や治療に関わる情報を書く欄がありますので、存分に活用したいですね。アプリ版なら、お薬の写真も撮っておけるので便利!また、抗がん剤治療を受けている方は、その情報もぜひ残しておきたいです。
その他、ヘルプカード(お住いの自治体で発行)などをお持ちの方は、それらも災害時に有効な情報源になると思います。
災害時の留意事項や連絡など
現在治療中の方は、災害時に何か留意すべきことがないか主治医などへ確認しておくことも大切だと思います。たとえば、災害時にどれくらい治療を遅らせても良いのか? 決められた日時通りに治療を行わなければならないのか? など。
災害時に生活と治療の優先順位がつけられると、いざというときにも確実な対応ができると思います。また、熱が出たり何か体調に異変が出た時の対処法も、事前に確認しておくとより安心できます。
その他にも、災害時の連絡についてなど、気になることは家族、医療関係者と事前に相談しておき、メモにまとめておくと安心ですね😄
災害発生時の対応
がん患者だということを伝える
自分・家族ががん患者であるということを周囲へ伝えることは、治療の継続などの面でも非常に大切なことです。衛生面での配慮が必要だったり、緊急時の対応も可能な限りスムーズにできるよう、情報共有はこまめに行うと良いでしょう。また、自宅にとどまる場合は、避難所や役所などに伝えておくと取り残されるリスクが減ります。
また同様に、治療を行っているかかりつけの病院へ連絡することも大事ですが、大規模災害時は連絡がつかないことも想定されます。その場合は、地域のがん診療連携拠点病院の相談支援センターに相談しましょう。
避難と治療
避難の際には、薬の名前や病名を書いた手帳(お薬手帳、携帯電話など)や、数日分の薬を避難先に持っていきます。なんと大規模災害時には、病院や診療所を受診できず、処方せんや薬がなくても保険薬局にお薬手帳や薬袋を持参することで薬を受け取ることができるのです。
このように、お薬手帳は災害時の強い味方になるのですね!
さらには、災害時には保険証がなくても医療機関等を受診できるとのことです。以下の情報を医療機関等にお伝えいただければ良いそうです。意外とその場でわかりそうな情報ですね😃
がん治療・抗がん剤による治療を受けている方は、急ぐ治療と急がない治療を知っておくことが重要となります。それは、がん種やその人の状況によっても大きく違うと思いますので、普段から主治医などへ確認しておくと良いでしょう。これらも、避難時には自分ががん患者であることを事前に周囲に伝えておくことで、より確実な対応ができるようになるのではないかと思います。
感染症に気を付ける
一般的に災害時は感染症のリスクが増えますが、特にがん患者さんはその予防に気を付ける必要があります。直近で抗がん剤治療を行ったり、白血球の値が下がっている方などは、特に注意が必要なのですね。災害時は普段は想定しない感染症も発生するかもしれず、また思わぬ重症化も怖いです。マスク、手袋、消毒液などの衛生用品は必携!
災害時の感染症対策については、こちらのサイトにも詳しく載っています。
エコノミークラス症候群にも注意
災害時はエコノミー症候群にもなりやすいですが、がん患者さんはがんや治療の影響などで特にこのエコノミー症候群になりやすいと言われています。命に係わることもある疾患なので、しっかりと予防したいですね。
関連して、なぜがん患者さんは血栓症になりやすいのでしょうか?こちらも調べてみました。様々な要素が絡んでいるのですね!
急を要する処置が必要になったら
もし通常時と明らかに体調が違うような緊急事態に陥ったら、避難所などの医療従事者(医師、看護師など)へ相談し、救急外来にかかりましょう。
最後に
いかがだったでしょうか?今回はさまざまなサイトより、有用な情報を集め、まとめという形で執筆させていただきました。
今回の学習を通して、災害時には日頃の備えと情報収集と共有がとても大切であることが改めて理解できました。頭の片隅にでも良いので、自分にとって必要となりそうな情報をそっと入れておくと、いざというときにアンテナをすぐに張れるのかもしれません。
この記事が皆さまの防災に対する興味を深めるきっかけになりましたら、とても嬉しく思います🥰
参考サイト
この記事を執筆する上で、以下のサイトを参考にし、一部引用させていただきました。ぜひこれらのサイトもご覧ください。
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